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炭水化物やたんぱく質を効率よくエネルギー源にするために役立つ栄養素は?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
ムシムシと暑い季節がやってきました! 今年の夏はバテたくないなぁ…。そう考えたとき、食生活を工夫することは、大きな力になります。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「夏バテ予防」。エネルギー源を効率よくパワーに変えて暑さを乗り越えるために、重要な働きをする栄養素は何だと思いますか?
Contents 目次
【問題1】「夏バテ」防止を心がけるうえで、間違っているものは、次のうちどれ?
□朝食を抜かない
□こまめに飲みものを飲む
□毎日、同じ時間に寝る
□肉や魚より野菜中心の食事にする
答えは………?
「肉や魚より野菜中心の食事にする」です。
「夏バテ」とは、体のだるさや、寝不足、食欲不振といった夏の暑さによる体調の不良をいいます。原因はさまざまですが、食事は偏りなく、炭水化物やたんぱく質を中心に、野菜や海藻類などもとることが大切。飲みものは、冷たいものばかりでは胃腸に負担がかかるので、温かいものや常温の水も意識してとりましょう。また、質のよい睡眠をとることで、前日の疲れを残さないことも大事です。
「夏バテ」防止には、塩分を摂取することも大切。次の中で、いちばん塩分を多く含む食材は、どれだと思う?
□梅干し(1個=約8g)
□みそ(大さじ1=約18g)
□きゅうりの塩漬け(50g)
□さきイカ(20g)
答えは「みそ(大さじ1=約18g)」です
上記の食材に含まれる塩分量は、「梅干し(1個=約8g)」 1.8g※、「みそ(大さじ1=約18g)」2.2g、「きゅうりの塩漬け(50g)」1.3g、「さきイカ(20g)」1.4g。暑い時期には、汗もよくかき、水分と一緒に塩分も放出されますので、水分補給とともに塩分補給もとても大事になります。食欲がないときには、お茶漬けに梅干しや、みそ、漬けものを少しプラスするだけでも塩分補給になります。お酒のおつまみに塩分を含んだ乾きものを選んでみるのもよいでしょう。※日本食品栄養標準成分表の数値に基づく(塩分約22%のもの)
夏に食べてもやっぱりおいしい、めん料理。夏バテを防止するのに最適な組み合わせは、次のうちどれ?
□めんつゆで食べるさっぱりそうめん
□栄養たっぷり!こくのあるカルボナーラ
□みょうがやしそをどっさり乗せた薬味そば
□ゆでた野菜と肉を添えたゆでしゃぶうどん
答えは「ゆでた野菜と肉を添えたゆでしゃぶうどん」です
夏バテを防止するには、めんと、摂取しためんの炭水化物を効率よくエネルギーにしてくれる栄養素が含まれる具材を組み合わせるのがおすすめ。そう考えた場合、たんぱく源である豚肉とビタミン豊富な野菜を組み合わせた「ゆでた野菜と肉を添えたゆでしゃぶうどん」が正解です。かけめんやつけめんを食べる場合は、肉や魚と野菜などを使ったおかずをもう1品プラスすることをおすすめします。たくさんでなくても、なるべくさまざまな食材をとりたいものです。
炭水化物やたんぱく質を効率よくエネルギー源にするために役立つ栄養素は、次のうちどれ?
□食物繊維
□ビタミンA
□ビタミンB群
□鉄分
答えは「ビタミンB群」です
炭水化物・たんぱく質・脂質は、3大栄養素と言われ、摂取すると直接エネルギーになります。これらを効率よくエネルギーにするために主に重要な働きをするのがビタミンB群です。特にオススメなのは、主食のごはんや麺類にビタミンB1を組み合わせること。ビタミンB1は豚肉やレバー・豆製品などに含まれています。
夏バテ予防に効果的な料理は、次のうちどれだと思う?
□ウナギのかば焼き重
□レバーの焼き肉
□明太子パスタ
□豚のしょうが焼き
答えは「豚のしょうが焼き」です
「夏バテの予防に有効なのは、炭水化物やたんぱく質などのエネルギー源と、それをエネルギーに効率よく変える栄養素を組み合わせること」、そして「とくにオススメなのは主食にビタミB1を組み合わせること」というのは今までの問題で見てきた通りです。さて、上記の料理の食材は、どれもビタミンB1を多く含むので、ごはんやめん類との組み合わせとしてはよいものばかりなのですが、ビタミンB1の吸収をアップさせるためには、さらに「アリシン」という成分が大事になります。「アリシン」はにんにく・しょうが・玉ねぎ・長ねぎ・ニラなどに含まれていますので、「豚のしょうが焼き」は、上記の中で最適です。ほかの料理も、「アリシン」を含む食材と組み合わせると、より夏バテ防止の効果がアップします。