カラッと晴れて気持ちいいけれど、空気の乾燥が激しくて、つらい…。肌はもちろん、口や鼻、目などありとあらゆる部分が渇いているこの時季に、極上のデザートとしておすすめだと聞いたのが、なんと「柿」。しかも「焼いた柿」。え?柿を焼くの~!? いったいどんな味なのか、初めての焼き柿、食べてみました。
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人気漢方家の櫻井大典先生の新刊『漢方的おうち健診』の取材でお会いして以来、先生が発信される日常で生かせる「養生法」にハマっています。取材の際にも、肌の乾燥が気になる、という相談をしたのですが、私の場合は、生活の立て直し、主に、食事と睡眠というアドバイスをいただきました。
季節はちょうど秋の頃。なかでもおすすめは梨や柿などの果物をとると、のどや肺が潤って、今の時季にとてもいいというお話でした。ただ食べてもいいのだけど、特におすすめは梨も柿も加熱して食べること。個人的には梨も柿も大好きな秋の果物。そのまま食べるのはもちろん、最近はよくサラダに入れて食べたりもしていました。が、蒸したり、焼いたりして食べたことはありませんでした。そこで今回、ちょうど実家の庭で採れた柿がたくさんあったので、ぜひやってみよう、と焼き柿に挑戦。
10分ほどじっくり焼くのですが、なるべく熟した柿がおすすめです。そうすると、熱でじゅわっとしてきて、その部分がまた特に甘くておいしい。甘みがさらに増して、もちろん何もかけていないのですが、極上スイーツを食べているような感覚です。スプーンですくいながら、ゆっくり1個食べると、ものすごく満足感があります。もちろんこの甘さなので、カロリーも糖質もそれなり、ではありますが、薬膳デザートなので、食べる意図は別のところ、今回でいえば乾燥予防にあるので、そこはあまり気にせずいただくのがいいと思います。
ちなみに櫻井先生によれば、柿の働きとしては「清熱潤肺」…肺を潤し、せきをおさめ、便秘を改善する。「生津止渇」…胃にたまった熱を鎮め、異常な食欲を抑える。口の渇きや口内炎にも、とのこと(先生のツイッターより)。
つまり潤いを与えつつも、秋から冬にかけての食欲の暴走も抑えてくれるというのですから、「甘いものが食べたい」というときには、むしろ柿のデザートはとってもおすすめ、ということですね。
そろそろシーズンも終わりになりますが、ぜひ焼いて味わう新しい柿のおいしさを、みなさんも体験してみてください。焼き柿デザートの詳細はぜひ、人気漢方家・櫻井大典先生のツイッターを見てみてくださいね。
(編集長ホボ)
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