FYTTEでは毎週Instagramのストーリーズにて、フォロワーのみなさんに向けてのアンケートを実施中。そこで、アンケートに回答してくれたみなさんの声をもとに、今注目されているテーマに沿った情報をピックアップしてご紹介していきます! 今回は、みなさんがとり入れたい「温活」について調査。
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237人が回答! 温活のとり入れたいのは“体が温まるドリンク”
FYTTEが2021年12月26日~27日にかけてInstagramのアカウント内、ストーリーズで「あなたがとり入れたいと思う温活は?」といったテーマでアンケート調査を行ったところ、最も多くの票が集まったのは「白湯やジンジャーティーなど体を温める飲みものを飲む」(74票、n=237)でした。次いで2位になったのは「湯船にじっくり浸かって体を温める」(66票)という結果になりました。
手軽にとり入れやすく、また、食材のちからを頼りに体の内側から冷えを改善したいと考える人が多いことがわかりました。そこで今回は、白湯などの温活ドリンクの効果と、その作り方、アレンジ方法をご紹介したいと思います。
白湯の効果って?飲むタイミング、作り方、アレンジ法
白湯は体にいいって聞くけど、「ただのお湯でしょ?」「味がしないのは苦手」「何にどういいの?」「飲むタイミングはあるの?」と感じている人もいるのではないでしょうか? 今回はエステティシャンの寒川あゆみさんも続けている白湯のアレンジ法と白湯のよい作用をご紹介します。
まず、白湯は「冷え、むくみ予防」になります。
温かい白湯を飲むことで、内臓から温まり、血液やリンパの流れがよくなったり、基礎体温が上昇することで冷えやむくみ予防にもなります。
次に「便秘解消」です。
胃や腸などの内臓が冷えると、胃や腸などの消化機能が低下することから便秘になりがちに。朝の胃腸が動き出す前に白湯を飲むことで内臓の動きが活発になり、お通じがよくなります。飲むタイミングは、起床後もしくはお風呂上がりがおすすめ! 起床後すぐに冷たい水や熱い飲みものを飲むと、内臓がびっくりして胃や腸に負担をかけてしまいます。人の体温に近い白湯によって内臓に刺激を与えず、ゆっくり体を目覚めさせてくれるので、気分がすっきりしたり、朝食をとりやすい、お通じがよくなると感じます。お風呂から上がって寝るまでの間に白湯を飲むことで、体温が少し上昇し、リラックス効果や質の高い睡眠に導きます。
また、寝ている間の体温調節や呼吸による乾燥や水分不足の予防にも効果的です。ただし、寝る直前に飲むと夜中にトイレに行きたくなって目覚めてしまうこともあるので、寝る2~3時間前がおすすめです。
白湯の作り方
「お水を温めるだけでしょ?」と感じている人も多いと思いますが、熱いお湯を飲むのではなく、少し冷ましてから飲むのが白湯のポイントです。
<やかんもしくは鍋で作る場合>
(1)やかんもしくは鍋にマグカップ1杯ほどの飲み水を入れる
(2)フタをして中火~強火にかけ沸騰させる
(3)沸騰したら、フタをはずして弱火にして10分ほど温め続ける
(4)10分経ったら火を止めて、マグカップに注ぎ、人肌よりも少し熱いくらいまで冷ます
<電子レンジで作る場合>
(1)マグカップに飲む量の飲み水を入れる
(2)500Wで2分、600Wで1分半温める
(3)人肌よりも少し熱いくらいまで冷ます
白湯を飽きずに飲むアレンジレシピ
レモン汁
生のレモンをしぼったレモン汁でもいいし、私は市販のレモン汁を使っています。
白湯に小さじ1程度のレモン汁を入れて軽く混ぜてから飲みます。ほんのりレモンの酸味があるかな? というくらいですが、苦みなどは特に感じず、白湯がすっきりして飲みやすいです。
朝の寝起きの白湯が重たく感じる、すっきりした味わいがいい人にはレモン汁がおすすめ。個人的な感想ですが、朝レモン汁を飲むとシャキッと目が覚めて、集中力が高まるような感じがしました。
はちみつもしくはマヌカハニー
白湯に小さじ1杯のはちみつもしくはマヌカハニーを入れてよくかき混ぜてから飲みます。ほんのり甘みがあり、とても飲みやすく、リラックスできます。
個人的な感想ですが、寝起きはのどの乾燥を感じるので、はちみつやマヌカハニーのしっとり感でのどがうるおうことで風邪予防にもおすすめ。
白湯を飲んだあと腸内がグルグルと活発になり、お通じの調子もいいです。
しょうが
生のしょうがをスライスしたものを3、4枚入れてもよいですし、私のようにチューブしょうがを1、2cmほど入れてよく混ぜてから飲んでもOK。
しょうがは体を温める食材としても有名ですよね。少ししょうがのピリッとする味がありますが、体の内側からポカポカするような感じがあります。
チューブしょうがの場合、しょうがの果肉感も楽しめるのでしょうが好きの人、体が冷えやすい人には寝起きや寝る前におすすめです。子どものころに飲んだような懐かしい味で安心感があります。
監修:美容家 寒川あゆみさん
白湯以外の温活ドリンクが知りたい! ドリンク向きで手軽な体温め食材は?
白湯は味がない、また味が薄いのがどうにも苦手…という人や、白湯以外にももっと温活ドリンクが知りたいという人もいるはず。そこで、今回はいつものドリンクで温活にぴったりなもの、そして“ちょい足し”して温活ドリンクにできるお手軽な食材をご紹介!
まずは、ドリンクに使いやすく冷え改善にも効果的な食材について、管理栄養士の大越郷子先生にうかがいました。
【しょうが】
体を温める食材の代表格。生のしょうがに多いジンゲロールや、加熱によりジンゲロールが変化して生じるショウガオールといった辛味成分が血流を改善&代謝アップに役立ちます。やせ体質づくりにも○。
【ココア】
苦味成分のテオブロミンには血管を拡張し、血行を促進する働きがあります。加えて、利尿作用や、リラックス効果も期待できます。また、強い抗酸化パワーのあるカカオマスポリフェノールにも血流をよくする作用があります。
【甘酒】
発酵食品には血液サラサラ効果があり、血液の流れがよくなることで体温め効果が期待できます。米を発酵させた糀からつくられる甘酒も冷え対策に有効。ビタミンB群をはじめ栄養も豊富で疲労回復にもおすすめです。
【ドライフルーツ】
フルーツの栄養が凝縮されているドライフルーツにはミネラルが多く含まれます。なかでも、血流の改善に役立つ鉄が豊富。レーズンやプルーン、あんず、なつめなどに多く、貧血予防にもお役立ち。
【紅茶】
茶葉を発酵させた紅茶には、体を温める働きがあるといわれます。代謝アップに有効なクエン酸を含むレモンやオレンジなどをプラスしたり、スパイスを加えてチャイ風に楽しんだりするのもおすすめです。
体を温める食材や効果がわかったところで、これらの温活食材を使った簡単&あったかドリンクをFYTTEが過去に紹介・監修したレシピより一挙に紹介します。
ジンジャーココア
カロリー:149kcal
<材料(1人分)>
ココア(無調整)…小さじ2
砂糖…小さじ1~2
おろししょうが…小さじ1
温めた牛乳…150ml
砂糖漬けしょうが※ 好みで適量
※砂糖漬けしょうがの材料&作り方
しょうが1個をよく洗い、薄切りにする。耐熱皿にしょうがを並べ、グラニュー糖大さじ3をまぶす。ラップをかけずに電子レンジ(500W)で2分ほど加熱。上下を返して風通しのいいところに置いて自然乾燥させる。(保存容器に入れ、1週間ほど保存可能)
<作り方>
1.カップにココアと砂糖を入れて混ぜる。おろししょうが、熱湯(50ml)を加えて混ぜたら、温めた牛乳を入れてよく溶きのばす。
2.好みで砂糖漬けしょうがを添える。
<Point>
しょうがとココアの組み合わせで体温め効果をパワーアップ!
しょうがは生と乾燥させたものの2種を使って。
シナモンとろみココア
カロリー:148kcal
<材料(1人分)>
ココア(無調整)…小さじ2
砂糖…小さじ1~2
シナモンパウダー…小さじ1/2
片栗粉…小さじ2
温めた牛乳…150ml
シナモンスティック…好みで1本
<作り方>
(1)耐熱カップにココア、砂糖、シナモンパウダー、片栗粉を入れて混ぜる。水(50ml)を加えて混ぜたら、温めた牛乳を入れてよく溶きのばす。
(2)(1)を電子レンジ(500W)で1分30秒ほど様子を見ながら加熱し、よく混ぜる。好みでシナモンスティックを添える。
<Point>
シナモンが毛細血管を丈夫にして血流を改善。
とろみをつけることで冷めにくくなり、胃腸が温まります。
しょうがホットレモン
カロリー:7kcal
<材料(1人分)>
レモン…1/2個
おろししょうが…小さじ1/2
湯…3/4~1カップ
<作り方>
(1)レモンをしぼり、果汁をカップに入れる。おろししょうがも入れる。
(2)お湯を注ぎ入れ、かき混ぜたら完成。
<Point>
超低カロリーなのでダイエット中でも安心。さわやかな味わいです。
しょうが風味の甘酒
カロリー:167kcal
<材料(1人分)>
甘酒(市販)…200ml
おろししょうが…大さじ1
<作り方>
(1)鍋に甘酒を入れて温める。
(2)おろししょうがを加えて混ぜ、カップに注ぐ。
<Point>
甘酒にしょうがをちょい足し。体がぽかぽか温まります。
干しりんごとプルーンのフルーツティー
カロリー:36kcal
<材料(2人分)>
干しリンゴ(セミドライ)…4枚
プルーン…2個
紅茶抽出液…300ml
<作り方>
(1)カップに干しリンゴとプルーンを入れる。
(2)(1)に温かい紅茶を入れる。
<Point>
紅茶+ドライフルーツの組み合わせ。フルーツの自然な甘味でいただきます。
まだまだ寒い日が続きます。日々の温活にぜひ白湯や温活ドリンクをとり入れてみはいかがでしょう!
文/FYTTE編集部