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女性の2人にひとりが悩んでいると言われる便秘。お腹をスッキリさせるために、いろいろな方法を試しているものの「なぜか、便秘が治らない……」ということも。自己流の便秘対策には、意外な盲点や勘違いも多いものです。そこで、腸の動きをよくし、腸内環境を整えて便秘を予防&解消する正しい腸活法をクイズ形式で紹介します!
- 監修
- 大竹 真一郎
出るべき便が、しっかり、スッキリ、気持ちよく出ない…それが「便秘」!
便秘には医学的な定義があり、『慢性便秘症 診療ガイドライン2017』には「本来体外に排出す べき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と記載されています。つまり、出るべき便がしっかり 、スッキリ、気持ちよく出ない状態を「便秘」と呼ぶのです。また、便秘の原因には、偏った食生活や運動不足など、さまざまな生活習慣が考えられますが「原因が違っても、便秘の対処法は同じです」と大竹先生。ここでは、便秘に悩む多くの人にとってメリットとなる腸活法を紹介していきます。
さっそくクイズに挑戦しながら、便秘の悩みを解決していきましょう!
問題
食物繊維をとるなら、次のうちどれ?
□キャベツ
□サニーレタス
□こんにゃく
□玄米
正解は………
「サニーレタス」です!
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。サニーレタスは、水に溶けやすい水溶性食物繊維を多く含み、便に水分を含ませてやわらかくすることで、お通じがスムーズになります。一方、水に溶けにくい不溶性食物繊維を多く含むキャベツ、こんにゃく、玄米は腸を刺激し、便のカサを増して排便を促しますが、腸の動きが悪く、便秘になりやすい人が多くとると、便秘を悪化させたりお腹の張りや胃もたれまで起こす 可能性が高くなります。
クイズの結果はいかがでしたか? ぜひ、毎日の生活にとり入れて健康な腸をキープしてください。また、腸内環境をより詳しく知りたい人は、腸内細菌のDNAを調べる最新の検査を行うのも、ひとつの方法。自分の腸内細菌のバランスを確認することができます。
取材・文/野口美奈子
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大竹 真一郎
1968年、兵庫県生まれ。おおたけ消化器内科クリニック院長。日本内科学会総合内科専門医。日本消化器学会専門医。高校を中退後、大学入学資格検定に合格し、神戸大学医学部医学科を卒業。愛仁会高槻病院でスーパーローテート研修を行い、その後、消化器専門医として、けいゆう病院、辻中病院柏の葉、平塚胃腸病院クリニックなどで内視鏡検査業務を中心に研鑽に励む。2015年、東京・赤坂におおたけ消化器内科クリニックを開院。『腸の「吸収と排出」が健康の10割』(ワニブックス)など著書多数。
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