FYTTE

Healthcare
CATEGORY : ヘルスケア |オーラルケア

30代で始めた長~い歯列矯正期間を乗り越えるためのメンタルとは?

Share
歯並びよく笑顔の女性

皆さんは自分の歯並びに自信はありますか? 芸能人や友人のキレイな歯並びを見て、大人になってから歯列矯正を始める方も多いかと思います。私もその中の一人で、長年コンプレックスだった前歯のガタガタを治すべく30代でマウスピースの矯正を始めました。ですが理想の歯並びになるためには長~い道のりが・・。そこで私の実体験を踏まえながら、自信とモチベーションを作って矯正期間を少しでも快適に過ごす方法をお伝えします。

監修 : Rin

株式会社リコレクト オフィシャルメンタルトレーナー。
東南アジアと日本を中心に活動する空飛ぶメンタルトレーナー。公私で様々な相談事を受けると共に自身の人生経験から、人のメンタルや自信を作る方法に興味を持ちメンタルトレーナーの資格を取得。仕事や旅行で海外に行く機会が多くこれまで訪れた国は約30か国。国際感覚と日本人トレーナーとしてのスキルを磨くべく日々奮闘中。

Contents 目次

一気に高い目標に向けて行動しようとすると・・?

マウスピースを手に持つ女性

いざマウスピース矯正を開始しても、初めは慣れないことだらけ・・。基本的に、マウスピースは飲食時以外常に装着するので違和感はありますし、話しづらかったりすることも。さらに虫歯ができると歯列矯正が計画通りに進められず、今まで以上に歯のケアが必要になるなど、さまざまな縛りが出てきます。「ちょっと面倒くさいな・・続けられるか不安・・」初めのうちはやる気に満ちあふれていても、徐々にその気持ちが薄れていきそうになりました。

なぜか? それは一気に設定した高い目標が原因になっていたからです。

私の場合、歯医者さんから言われたことをすべて忠実に守ろうと、1か月目から必死でした。ですが慣れないことを急にしようとしても、なかなか思うようにできません。早く歯並びをキレイにしたい思いは強いのに、プレッシャーとストレスだけが募っていきました。

今日、確実にできることを少しずつ。これができた!を増やして自信をもとう

歯列矯正をして笑顔の女性

そこで私は、歯列矯正初心者であることをまずは受け入れたうえで、やるべきことをすべて書き出し、できることをひとつずつ増やしていくことにしました。

  • 「1日22時間、マウスピースを装着」と先生に言われたが、まずは20時間程度からトライ⇒慣れたら5分ずつ伸ばし、22時間に近づけていく
  • 毎食後の丁寧な歯磨きをまずは定着させる⇒慣れたら糸ようじなどデンタルアイテムを増やし、矯正中の虫歯のリスクを減らしていく
  • 明日は会食で、マウスピースを長時間着けるのは難しい⇒その変わり、今日と会食の翌日は極力長めにつけるようにする etc.

ポイントは、理想の歯並びに近づくための行動を起こし続けること!そのためには、いかに自分に自信をつけていけるか=自分ができたことに対してOKをあげられるかがカギになります。
まず今の自分の現状を受け入れ⇒高すぎず低すぎない、今日の自分が確実にできることに目標を設定し⇒できることを少しずつ増やしていく。例え小さな一歩でも、できないことの多さに目を向けるより今日できたひとつのことに対して自分を褒め、自分にOKをあげる。そうすると、自己肯定感を感じながらできることが徐々に増え、ストレスも減り、長い矯正期間を乗り切るための自信がつくられていきます。

モチベーションも育てよう

きれいな歯並びになった女性

長い矯正期間を乗り切るためには、「長期的なやる気=モチベーション」を育てることも必要になります。そのためには、やりがいや自分の感情を使って「やる気のエサ」をつくることが大切です。

私が今まで長く続いた習い事や習慣の理由を考えた際、共通していたのはやりがいとプラスの感情でした。これらがやる気のエサであり、このふたつを使ってモチベーションを育てていくことにしました。

ひとつ目の「やりがい」は、私は毎月自分の歯並びの写真を撮る、初期のマウスピースと今のものを比べるなどして、わずかでも変化を見つけてはやりがいを感じていました。マウスピースを次のものに交換=ゴールに近づいている点も、やりがいになります。

ふたつ目の「プラスの感情」は、長期間飽きずに続けるために「楽しい」と感じる要素を取り入れたいと思いました。そこで歯ブラシなどのデンタルアイテム、持ち運びのポーチは自分の好きな色やデザインのものを使い視覚から楽しんだり、アイテムを定期的に変える、増やすなどして変化をつけ、毎回の歯磨きタイムを少しでも楽しめるようにしました。

そしてこれは副産物ですが、矯正中は間食がしづらいという不便さから、ダイエットにつながる環境も得られました。私は「大好きなコーヒーやお菓子を買って今食べたいけど、マウスピースの付け外しやその後の歯磨きも面倒だな」と思うことが多々・・。ですがここは発想の転換。「ここで食べなければマウスピースの装着時間が延ばせ、さらに余計なカロリーもとらないからダイエットにもつながる!」と考えるようにしました。このように考え方ひとつで、新たなモチベーションもできました。

大切なのは、いかに自分のモチベーションを長期間育てていけるか。そのために、やりがいやプラスの感情(楽しい、嬉しい、心地よいetc.)を使って歯列矯正用のモチベーションに生かしていくことです。

何となく億劫で一歩踏み出せなかった方や今まさに歯列矯正中の方など、ぜひ、この方法を参考にしてみて下さい。ひとりでも多くの笑顔のお役に立てれば幸いです。Good luck!

関連記事

  1. Healthcare歯並びから前歯につく口紅を防ぐ方法まで、歯の悩みに歯科医が回答

    歯並びから前歯につく口紅を防ぐ方法まで、歯の悩みに歯科医が回答

    43
  2. Healthcare健康によいお酢もとり過ぎは歯をダメにする!? 専門家が教える、美しい歯を保つセルフケアの基本

    健康によいお酢もとり過ぎは歯をダメにする!? 専門家が教える、美しい歯を保つセルフケアの基本

    92
  3. Healthcare大人の歯科メンテは治療から「予防歯科」へ。審美的治療もできる自己診療のメリットは?

    大人の歯科メンテは治療から「予防歯科」へ。審美的治療もできる自己診療のメリットは?

    34
  4. Healthcare食物繊維不足も歯に悪い⁉︎ 医学博士が教える「お口の健康」のために見直したい食生活

    食物繊維不足も歯に悪い⁉︎ 医学博士が教える「お口の健康」のために見直したい食生活

    36

おすすめの記事PICK UP