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約9割の女性が「デリケートゾーンの悩みがある」と回答! 人には聞けないお悩みの内容やケア事情を調査!

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下着姿で草花の中に座る女性のイラスト

なかなか人には聞きづらい“デリケートゾーン”のこと。気になることや知りたいことはたくさんあるけれど、みんなはどんな悩みを抱えていたり、どんなセルフケアをしているの? そこで今回は、FYTTE公式Instagramのストーリーズで、デリケートゾーンに関するアンケートを実施しました。後半では専門医が教えるデリケートゾーンのケア方法もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!

Contents 目次

デリケートゾーンに抱えるお悩みとは?

FYTTE公式Instagramのアンケート「デリケートゾーンのお悩み」

デリケートゾーンのお悩みは、親しい家族や友人でも相談するのにちょっと勇気がいる内容ですよね。FYTTE公式Instagramで「デリケートゾーンに関するお悩みはありますか?」とアンケートを行ったところ、なんと全体の92%と、ほぼすべての人が「悩みがある」と回答しました。

お悩みの内容としては、「ムダ毛」(64票n=162)、「黒ずみ」(43票)、「ニオイ」(36票)、「かゆみ」(19票)となりました。アンダーヘアはそのまま放置しておくと、生理中の経血やおりもの、排泄時の尿などが付着するとどうしてもニオイやかゆみが発生しやすくなる原因になることも。脱毛サロンなどで施術を受ける方法もありますが、「サロンに行くのに勇気がいる」「通うのが面倒くさい」という人もいるはず。実際、VIO脱毛に関する調査では、全体の約7割の人が「VIO脱毛をしていない」と回答しています。

悩んでいる女性のイラスト
また、「デリケートゾーンに関する悩みについて誰かに相談することはありますか?」とお聞きしたところ、「相談したり話したりする」と答えたのはたったの9%(6票)なのに対して、「相談したいが、なかなか話せない」という人が52%(35票)となりました。中には、「人には話したくない」という人も38%(26票)いることから、デリケートゾーンの話題は人にはなかなか言えない悩みとして考えている人が多いようです。

続いては、デリケートゾーンのケアについて。アンケートによると、全体の25%の人が日ごろからデリケートゾーンのケアをしている一方で、残りの75%の人はケアをしていないことが判明しました。
冒頭でお伝えしたように、約9割の人がデリケートゾーンのお悩みを抱えているにも関わらず、ケアをしている人はとても少ないということがわかります。

では、デリケートゾーンの簡単なケア方法はあるのでしょうか? ここからは、女性が悩むデリケートゾーンのかゆみやニオイケアについて、婦人科医の松村圭子先生(成城松村クリニック院長)に教えていただきます。どれもセルフでできるケア方法ですので、さっそく今日からとり入れてみましょう!

デリケートゾーンをトイレの温水洗浄で洗い過ぎない

トイレに座っている人の足もとの写真

デリケートゾーンの悩みでよく聞くのは、生理中にムレてムズムズするということです。
それを防ぐために、次の3つのことを意識してみましょう。

(1)生理用ナプキンは、こまめに換える
血液は雑菌の好物。生理中、ナプキンを長時間つけ続けると雑菌が繁殖して、かゆみが出たり、ニオイが強くなったりします。こまめにナプキンをかえて、清潔な状態を保ちましょう。

(2)生理中は、下半身を締めつける服を避ける
タイトなパンツ、ストッキングをはくと、デリケートゾーンの通気性が悪くなってムレやすくなります。生理中は、ゆったりとしたボトムのファッションを選ぶといいですね。

(3)トイレで温水洗浄し過ぎない
生理中に限らず、トイレの温水洗浄でデリケートゾーンを洗うのは1日に2~3程度にしましょう。温水で洗い過ぎると、デリケートゾーンの乾燥につながることがあります。また、善玉菌まで洗い流してしまうこともあるので注意が必要です。

また、生理ではなくてもデリケートゾーンにムズムズとしたかゆみが続く、カッテージチーズのようなポロポロとしたおりものが出るのではれば、カンジダ膣炎などの病気が隠れている可能性があります。婦人科のクリニックを受診しましょう。

では、次にデリケートゾーンを洗うときのポイントについてお話しします。

弱酸性のデリケートゾーン専用のソープを使って洗う

石けんの写真

入浴したとき、デリケートゾーンを洗っていますか? 顔は洗顔ソープ、体はボディソープと種類が分かれているように、「デリケートゾーン専用のソープ」が販売されています。膣の中にはデーデルライン桿菌という善玉菌がいて、酸性の環境です。酸性を保つことによって、雑菌が体内に入ってこないように守られているのです。
そのため、アルカリ性のボディソープで洗ってしまうと、pHバランスが崩れてしまいます。デリケートゾーンを洗うときは、弱酸性の専用ソープを使うことをおすすめします。

洗うときに注意するポイントは、膣の中まで洗わないこと、スポンジでゴシゴシとこすらないことです。中まで洗うと、雑菌から守ってくれる善玉菌を洗い流してしまいます。
デリケートゾーンの外側を指でなぞって、やさしく洗いましょう。特に小陰唇と大陰唇の間は恥垢がたまりやすいところです。

かゆみ、ニオイなどのデリケートゾーンのトラブルを防ぐために、これらのケア方法を参考にしてみてください。

*アンケートについて
●調査対象: FYTTE公式Instagramのフォロワー
●調査方法:FYTTE公式インスタグラムにてアンケートを実施
●調査媒体:FYTTEweb
●調査期間:2022年9月1日~2022年9月15日

文/FYTTE編集部

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