疲れているとき、気がついたらできていたり、うっかりかんでしまったことがきっかけに、長い期間悩まされたり…。疲労やホルモンバランスの乱れなどでできると言われる「口内炎」は、多くの人が一度は経験しているのではないでしょうか。では、口内炎がひどくならないような食事の工夫は? 口内炎の予防に効果的な栄養素とは? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「口内炎」です。
Contents 目次
問題1 もっとも一般的に見られる口内炎の種類は、次のうちどれ?
□アフタ性口内炎
□ウイルス性の口内炎
□カンジタ性の口内炎
□白板症(はくばんしょう)
「アフタ性口内炎」です
口内炎とは、舌、歯ぐき、唇や口腔内の粘膜に起こる炎症性疾患の総称です。最も多いのが「アフタ性口内炎」と言われる疾患で、円形の潰瘍(かいよう)ができ、中心部は白っぽく、周辺は赤みを帯びているのが特徴です。過労や寝不足、ホルモンバランスの乱れなどが原因と考えられます。
問題2 問題1の答えの一般的な口内炎の場合、どのぐらいの期間で治るのが、一般的だと思う?
□2日~1週間
□1~2週間
□2~3週間
□3~4週間
「1~2週間」です
一般的に多くみられる「アフタ性口内炎」は、栄養のバランスを整えたり、体力をとり戻したりすることで回復します。症状の程度にもよりますが、1~2週間程度で治ることが多いと言われています。また常に口内を衛生に保つことが大切なため、うがいや歯みがきをこまめに行うことも大事です。
問題3 口内炎の症状を悪化させないための調理の工夫で、おすすめできないものは次のう
ちどれ?
□材料を細かく刻む
□食材をしっかりかめるよう、かために調理する
□料理の温度は人肌程度にする
□トロミをつける
「食材をしっかりかめるよう、かために調理する」です
口内炎の解消には、十分な栄養補給が大切です。ただし痛くて食べられないこともありますので、調理の際に少し工夫が必要になります。口内炎を刺激するような濃い味つけ、からいもの、酸味の強いもの、かたいもの、熱いものなどは避けるようにしましょう。薄い味つけでやわらかく煮ること、食材を細かく刻むことや、トロミをつけること、料理の温度を人肌程度にすることなどがおすすめです。
問題4 ビタミン不足は口内炎のもとですが、口内炎にあまり関係のないビタミンは、次のうちどれ?
□ビタミンA
□ビタミンC
□ビタミンK
□ビタミンB群
「ビタミンK」です
口内炎は、偏りのある食事をすることでもなる症状です。なかでもビタミンB群、ビタミンA、ビタミンCなどが不足すると、口内炎ができやすい傾向があるので、これらの栄養素を特にしっかりとりたいです。また、口の中が乾くと口腔内の菌バランスがくずれて症状が出やすくなるため、こまめに水分をとって口の中を湿った状態にしておくことも大切です。
問題5 口内炎の際に、あまりおすすめでない料理は、次のうちどれ?
□うなぎの卵とじ
□かきのクリームシチュー
□レバーとパプリカのカレー炒め
□かぼちゃのそぼろ煮
「レバーとパプリカのカレー炒め」です
上記の料理のメイン食材は、どれも口内炎を予防するのに必要な栄養素を含んでいます。ただし「レバーとパプリカのカレー炒め」は、口内炎をわずらっているときは、少し刺激の強い味つけになります。レバーにはビタミンAが多く、パプリカには、ビタミンAやCを含んでいますので、カレー粉を使用せず、少しトロミをつけた炒めものなどにするとよいでしょう。