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足刺激と食生活の変化で生理痛が和らいだ! 体調を映し出す足相に驚いた3週間のモニターレポ
足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。生理痛でお悩みだったモニターのTさんは、ホルモンバランスを整える足刺激を3週間続けました。体調の変化は実感できたのでしょうか? くわしくお聞きします!
Contents 目次
朝夜の足刺激を始めて1週間で足の冷えにくさを実感
Tさんは、毎日どんなタイミングで足刺激を行ったのかを教えてください。
Tさん:「お風呂上がりと朝の出かける前の時間に足刺激をしました。お風呂上りに行うときは、オイルをつけてしっかり念入りに行いました。時間は5〜10分くらいです。また、朝の出かける前に、ゆっくり座ってお茶を飲む時間をとっているのですが、その時間を使って5~7分くらい足刺激をしました。朝の足刺激のときは、靴下の上からか、オイルをつけずにそのまま行いました」
ご自分で足刺激をしてみて、いかがでしたか?
Tさん:「足を押したりさわったりしたときに、痛みがあるところとないところが明確にある、ということがわかりました」
足裏のゾーンを押して、痛みやかたさがあるところは体の働きが弱っている部分です。痛みのあるゾーンを見つけたら、しっかりと刺激をしてみましょう! 痛みが薄れ、かたさがほぐれてくると、だんだんと体の調子が整ってくるはずです。
モニターを始めてから、1週間が過ぎたころに足刺激の効果を感じたそうですね。どんな変化があったのでしょうか?
Tさん:「足が冷えにくくなったと感じました。モニター期間中は残業が増えてとても忙しかったのですが、以前に比べて体に無理がきくようになったと思います。これも毎日の足刺激で体調ケアをしていたからかもしれません」
疲れたときは休息をとるのがいちばんですが忙しいときはその時間すら、とりづらいものです。体調をくずさないためにも、毎日の足刺激で、疲れた体をケアしてあげるといいですね!
生理前に赤い野菜をたっぷり摂取。生理痛がラクに!
1番のお悩みだった生理痛のツラさは、軽減したのでしょうか?
Tさん:「前回の生理のときより痛みが和らいでいます。生理痛がまったくないわけではありませんが、ツラさが和らいでいることは実感できています! 痛みの質は変わりないのですが、痛みの強さが違いました」
Tさんは、生理前に食べ過ぎることで胃に血液が集まり過ぎてしまい、それが体の冷えを招き、生理痛を悪化させる原因になっているとのお話でしたね。生理前の食べ過ぎを抑えるには、赤い野菜をたっぷり食べるといい、というきよみ先生のアドバイスでしたが、食事にとり入れてみましたか?
Tさん:「パプリカなどの赤い野菜を入れたスムージーにして、意識してとるように心がけました。食事の効果なのか、足刺激の効果なのかは自分では区別できませんが、足の温かさが継続するのを実感できるようになりました。足の指先まで感覚が行き届き、血液が末端まで通っていることを感じます」
●スムージーにする前の野菜
Tさんが冷えの改善に気づいたのは、いつもはいていた温かい素材の靴下が『暑すぎる』と感じたことからだったそうです。歩いているときにも、足の指先まで使えていると実感できるようになったといいます。
足裏の赤みが強過ぎるのは、感情のストレスがあるサイン
冷えの改善により、生理痛が軽くなってきたTさんですが、以前と比べて足相はどのように変化しているのでしょうか? きよみ先生に、Tさんの3週間後の足相を見てもらいました。
きよみ先生:「以前の足裏に比べて、今は足色が全体的に明るくなってきています。血の巡りがよくなっていますね!」
●足刺激前
●3週間後
ただし、部分的に見ると気になる足相が出ているそうです。
きよみ先生:「親指から母指球にかけての部分は、赤みが強過ぎる印象です。これは、怒りや悲しみなどの感情によって心身が興奮状態にある場合に見られる足相です。何らかのストレスによって、自律神経のバランスが乱れた状態にあるのではないでしょうか」
●親指~母指球の部分(丸囲みの中)の赤みが強い
Tさんに、ストレスなどの心当たりがあるかどうかをお聞きしました。
Tさん:「その通りです! じつはモニター期間中に、家族のことを考えたり今後のことを考えたり…と、感情が揺さぶられるようなできごとが多くありました。日常では、怒りというよりも悲しみや悔しさなどの気持ちを強く感じていました。また、生理前になると、何もなくても怒りの感情が強く出ることがあり、気持ちのコントロールが難しいと感じるタイミングは何度かありました」
Tさんは、足相が示した通りのストレスを、実際にも感じていたことがわかりました。足相には、そのときの心身の状態がしっかりと反映されているのです。
きよみ先生:「足にふれて刺激することは、自律神経のバランスを整えることにつながります。このまま足刺激を続けていけば、だんだんと感情のストレスが癒され、足裏の赤みも収まっていくはずですよ」
最後に、Tさんにモニター体験の感想をお聞きしました。
Tさん:「足裏がとてもやわらかくなりました。これからも足刺激を続けて、次の生理痛に備えたいと思います!」
日常生活の体調管理や、ツラい症状を和らげるには、毎日の足刺激を続けることが効果的です。少しの時間でも、自分の足にふれる習慣を始めてみませんか?
取材・文/牧内夕子
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