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プレ更年期の「めまい」に注意!すぐできる対処法とくり返さない予防法

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プレ更年期の「めまい」に注意!すぐできる対処法とくり返さない予防法

「最近めまいが増えた気がする…」本格的な更年期に入る前の期間である、40歳前後から40代半ばにかけてのプレ更年期。じつはプレ更年期には、めまいを感じる人も多くいるといわれています。そこで、今回はプレ更年期のめまいの対処法・予防法やおすすめの漢方薬などについて解説します。

Contents 目次

プレ更年期に起こりやすい3つのめまい

プレ更年期は女性ホルモンのバランスがくずれて、自律神経が乱れがちになることが知られています。自律神経の乱れがめまいを引き起こす場合もあるので要注意。
めまいには平衡機能の異常を伴う「前庭性めまい」と、平衡機能には異常のない「非前庭性めまい」がありますが、プレ更年期のめまいは非前庭性めまいに該当します。

プレ更年期と関係の深いめまいを3つ説明します。

<1>回転性めまい
回転性めまいは、自分自身や天井、壁などがグルグルと回転しているように感じるめまいです。

<2>動揺性(浮動性)めまい
動揺性(浮動性)めまいは、体がフワフワ浮く感じがして姿勢を保ちにくくなり、まっすぐ歩けないなどの不調が出るめまいです。

<3>失神性めまい
失神性めまいは、気が遠くなり、目の前が暗転するようなめまいです。

めまいが起きたときの対処法

めまいが起きたら安静にして、めまいが落ち着くまで待つことが大切。ムリに動こうとせず、ラクな姿勢をとりましょう。
急に頭を動かしたり、立ち上がったりするとめまいの悪化を感じることがあるので要注意です。

めまいの予防方法

めまいを予防するためのポイントや、おすすめの過ごし方を解説します。

規則正しい生活を心がける
睡眠不足を避ける、バランスのよい食生活を送る、適度な運動をするなどの基本的な生活習慣の見直しは、めまいの予防にもおすすめです。
規則正しい生活は自律神経のバランスを整え、めまいを起こしづらい状態へと導きます。

ストレスをためこまない
ストレスは自律神経を乱すことが知られています。そのため、めまいを予防するうえでも、日々のストレスをためこまないことは重要です。
意識的に気分転換やリラックスをとり入れてストレス解消を心がけましょう。

<こんなときは病院へ>
めまいがなかなか治らない場合や、何度もくり返してしまう場合には耳鼻科を受診しましょう。めまい以外の症状がある場合も、医療機関を受診することをおすすめします。
めまいの背景に別の病気が隠れているケースもあるので注意が必要です。たとえば、プレ更年期にあたる40代前半には子宮内膜症や子宮筋腫、婦人科腫瘍による不正出血などで貧血を起こし、貧血が原因でめまいが出ているケースも見られます 。
めまいのほかに婦人科系の不調などが見られる人は、婦人科で相談するとよいでしょう。

めまいの改善には漢方もおすすめ

めまいをやわらげるには漢方薬もおすすめです。漢方薬のなかには「めまい」に効果が認められているものもあり、耳鼻科や婦人科でも処方されています。
めまいの多くは脳・耳・自律神経の異常による内耳の機能障害が原因と考えられています。
めまいの改善には、「血流をよくして脳や耳に酸素や栄養を届け、三半規管の機能を回復する」「内耳の水分の循環をよくして内耳の機能を改善する」「自律神経を整えてストレスが原因のめまいを改善する」といった生薬を含む漢方薬を選びます。
漢方薬は根本からの改善を得意としているので、めまいが起きにくい体質を手に入れることができます。
また、自然由来の成分から作られる漢方薬は、一般的に西洋薬より副作用が少ないといわれているのもメリットです。

<めまいにおすすめの漢方薬>
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
比較的体力があり、のぼせやイライラなどがある方のめまいや動悸、血の道症(ちのみちしょう)などの症状に用いられます。

・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
めまいやふらつき、ときにのぼせや動悸がある方のめまい、耳鳴り、頭痛などに用いられます。

漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合ったものを選ぶことが重要です。うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。

自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zd8fytt0013

めまいが出たら、まずは安静に!

プレ更年期には自律神経が乱れて、めまいが起こる場合があります。めまいが出たら、ムリに体を動かさず、めまいが落ち着くまで安静にしましょう。生活習慣を整えて、ストレス解消を心がけるとめまいの予防につながります。
また、漢方薬で体の内側からめまい解消を目指すのもおすすめです。専門家に気軽に相談してみてくださいね。めまいをやわらげて健やかな毎日を送りましょう。

<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zd8fytt0013

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