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花粉症の症状を和らげると言われている「しそ」に含まれる成分は?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
春が近づくと、目や鼻がむずむず…。花粉症に悩まされる人も多いのではないでしょうか。症状すべてを食生活だけで解決するのは難しいとしても、花粉症対策として大切な「バランスのとれた食事」を心がけたり、花粉症の症状をやわらげると言われる栄養素とったりして、対処していきたいですね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「花粉症」です。
Contents 目次
問題1 花粉症には栄養バランスのとれた食事がおすすめです。全体のバランスがとれた食事と言えるのは、次のうちどれ?
□チーズトースト+シチュー+ヨーグルト+ミルクティー
□ご飯+ワカメのみそ汁+しらすおろし+緑茶
□山菜そば+きのこのしぐれ煮+青菜のお浸し
□卵チャーハン+トマトとブロッコリーのツナサラダ+カフェオレ
「卵チャーハン+トマトとブロッコリーのツナサラダ+カフェオレ」です
上記の食事は、個々のメニューは、どれも悪い内容ではありません。ただ栄養のバランスがとれているかどうかを考えた場合、「チーズトースト+シチュー+ヨーグルト+ミルクティー」は乳製品に偏りがあります。「ご飯+ワカメのみそ汁+しらすおろし+緑茶」はたんぱく質が少なめですので、メイン料理でもう少したんぱく源をプラスしたいところ。「山菜そば+きのこのしぐれ煮+青菜のお浸し」も同様に、野菜、きのこ類はありますが、たんぱく源が少ないので、卵などをプラスすると手軽にたんぱく質がとれます。「卵チャーハン+トマトとブロッコリーのツナサラダ+カフェオレ」は、卵、乳製品、野菜が入っていることで、栄養的にはいちばんバランスがとれていて、おすすめです。
問題2 「栄養バランスのとれた食事」とは、そもそもどういうことから判断していると思う?
□P(たんぱく質)F(脂質)C(炭水化物)の比率で、Cが約50%以上であること
□一汁三菜がそろった食事であること
□主食はなくてもよく、おかずは多めであること
□エネルギーの素となる肉類は必ず摂取すること
「P(たんぱく質)F(脂質)C(炭水化物)の比率で、Cが約50%以上であること」です
「栄養のバランスをとる」と言うと、ついつい難しく考えがちかもしれません。まず「栄養」とは五大栄養素と言われている「炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル」を指します。これらをバランスよく含んでいることが理想的ですが、毎食毎食きちんとした食事をとるのはなかなか難しいですよね。そこで、1日3回の食事の中で、もしくは数日間の食生活の中でバランスがとれるように調整していけばよいでしょう。なお、選択肢にある「PFC」とは、エネルギー産生栄養素である「たんぱく質・脂質・炭水化物」を指しています。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、これら3つの栄養素は「たんぱく質(P)13~20%、脂質(F)20~30%、炭水化物(C)50~65%」の比率を目安にしてとると、バランスがよいとされています。
問題3 「花粉症」の症状を和らげると言われている「しそ」。「しそ」の中の何の栄養素がよいとされていると思う?
□セレン
□ビタミンD
□α-リノレン酸
□コレステロール
「αーリノレン酸」です
「青じそ」には、体内に入った有害物質に過剰に反応しないようにする働きが注目された「α-リノレン酸」が含まれています。α-リノレン酸は抗体反応を正常にし、アレルギーの予防効果を発揮することが期待されています。そのほかβ-カロテンやビタミンC、カルシウムが豊富なうえ、強い香りの成分には、防腐作用などもあります。
問題4 どんな食事もとり過ぎはよくありません。なかでも、とり過ぎると「花粉症」の症状を悪化させと言われる栄養素は、次のうちどれ?
□たんぱく質
□EPA・DHA
□ビタミンC
□ビタミンB6
「たんぱく質」です
上記の栄養素は、どれも花粉症を防ぐものとして大事な要素ではありますが、たんぱく質のとり過ぎは、かえって症状を悪化させると言われています。たんぱく質のとり過ぎは消化不良につながることがあります。体が未消化物を異物ととらえて過敏に反応してしまうと、アレルギー症状を起こしやすくなると言われているためです。
問題5 ポリフェノールは、アレルギー体質の改善効果があると言われていますが、次のうち、その効果と関係が深いのはどれ?
□ルチン
□イソフラボン
□クルクミン
□カテキン
「カテキン」です
上記はすべてポリフェノールの仲間です。ポリフェノールのほとんどに抗酸化作用があるため、体の免疫力アップに大事な役割を果たしますが、花粉症の症状緩和が期待できるとされているポリフェノールは「カテキン」です。「カテキン」は緑茶に多く含まれている苦味成分で、玉露、ほうじ茶など日本茶全般に含まれています。また、「ルチン」はそばなどに、「イソフラボン」は大豆に、「クルクミン」はターメリックに含まれています。