春の気持ちのいい日差しを浴びていると、体の中からデトックスしたい! そんな気分になりませんか? 春野菜はまさにデトックスにぴったりの野菜。旬野菜には、体も心も元気にしてくれるパワーがあるんです。
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春のみずみずしさを食卓に!
「旬」のものが体によいというのは有名な話ですが、「旬」とは何のことでしょうか?
「旬」とは「今、きている!」「今最もエネルギー値が高い!」とされているもの。
それは食べものに限らず、例えばファッションでも使われます。日常における「人やモノ」いろんな場面で使われる言葉です。
野菜の場合は、ほかのどの時期よりも最も栄養価が高くおいしくいただける時期を指します。
旬野菜の見分け方は「値段」と「売り場スペース」
旬野菜は外れ時期と比べて栄養価に違いがあります。
例えばほうれん草に含まれるビタミンC値は、旬の時期のものは外れ時期の約3倍のビタミンC量があると言われています。それ以外の野菜も同じく2~3倍の違いがあります。つまり、いろいろな時期の旬野菜を知っておくことは、効率よく栄養素がとれるまさに美の近道といえます。
さらに旬野菜は、市場に多く出回るため外れ時期より安価に手に入れることができます。
スーパーでは店内で目立つ売り場に置かれているので、スーパーへ行ったときに旬野菜が
わからなくともスーパーでの扱われ方で判断することができます。
旬野菜の特徴
旬野菜とは、その季節の厳しさを乗り越えて芽を出す野菜たちです。野菜たちがその環境を生き抜いてきたパワーをいただくことは体に自然と寄り添って私たちのパワーとなって支えてくれます。
例えば今が旬の春野菜は、長い冬を耐えて芽を出すエネルギーを持っています。新じゃが、新玉ねぎ、たけのこ、みつば、菜の花、アスパラガス・・・などの多くの野菜が春に週を迎えます。
また、春野菜がもつ苦味は植物性アルカロイド。私たちが冬にため込んだものをデトックスしてくれる働きがあるのが特徴です。また、「新玉ねぎ」「春キャベツ」のように水分量が多くて柔らかい野菜が多く出回るのも特徴的。生食が向いているものがあったり、いつもと違った食べ方を楽しめるのが魅力。せっかくの春の恵みですから、その柔らかさや甘さ、香り高さを生かしたお料理がおすすめです。
美しさは「新」野菜ではじめよう
春は、菜の花や山菜類など苦味のある野菜が多い季節。
そして「新」がつく野菜たちにも注目しましょう。
主には「新玉ねぎ」「新じゃが」「新ごぼう」などです。「新」とは一般的に「早摘みをし、すぐに出荷をしたもの」といわれます。特徴は通常のものよりも水分量が多くてみずみずしく柔らかいことです。玉ねぎのもつ栄養素は熱に弱いので、生が食べたほうがよいのですが、辛味のせいでなかなか食べにくいのが難点です。しかし、玉ねぎを切ったときに涙が出てくる香り成分「硫化アリル」は血液をキレイに、廻りをよくしてくれる働きが期待できるので、加熱せずに食べる機会を増やしたいところ。そんな時におすすめなので新玉ねぎ。切ったあと水にあまりさらさなくても甘味があるので、生のままで食べやすいうれしい存在です。
「新」という野菜を取り入れていくだけでいつもの食卓が新鮮な雰囲気になります。スーパーで見かけたらぜひ取り入れてみてくださいね。