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まじめな人が「いい加減」にチャレンジした3週間のモニターレポ。 ふっくらした親指は、心がゆるみ始めたサイン?!
足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。今回のモニターさんは、まじめで頑張り屋さんの性格から、体に力が入りやすく冷えも悪化していました。先生の足相診断をもとに、心と体をゆるめるケアを3週間、行った結果、体調の変化は見られたのでしょうか? くわしくお聞きします!
Contents 目次
1週間後には、くっついていた足指がのびのびしてきた!
Kさんは、きよみ先生の足相診断と足刺激を受けた直後に、体の変化を感じたと言います。
Kさん:「直後に出勤したのですが、同僚から『いつもより顔色がいいみたい』と言われ驚きました。当日の夜は少し興奮していたのか寝つくのは遅かったものの、ぐっすり眠ることができました。1週間後には、小指の着地面が変わったことにびっくりしました。今までは体に力が入りやすく、指がぴったりとくっついていましたが、今は靴をはいていても中で足指がのびのびと開いている感覚があります」
足刺激を始めてから、だんだんと足指や足裏の感覚が変わってきたのですね!
Kさん:「立っているときに足指が地面にふれてる!!と、実感できるようになったのです。今までは、指は一体どこにあったのだろう?と思ってしまうほどです。しっかりと着地できるようになっている今の足の様子を見るだけで、うれしくなってしまいます」
いちばんのお悩みだった冷えについてはいかがですか?
Kさん:「足の冷たさは、以前より緩和していると思います。これまでも足指には軽いマッサージなどのケアをしていたのですが、モニターが始まってからは、足全体のゾーンを押して、しっかりさわってあげるようにしました。そうすると、今までよりも短時間で足の温かさが感じられるようになりました」
以前は毎日のように足の冷たさに悩んでいたそうですが、今では週に1~2度くらいに減っているといいます。
Kさん:「首の痛みもありましたが、きよみ先生の本を見ながら、首のゾーンを刺激してケアしてみたところ、痛みはほぼなくなりました。以前は首を回して振り向くことに躊躇することがあったのですが、今はありません」
足刺激で体の巡りをよくしてあげたことで、全身の体調にいい影響が出ているようです。
Kさん:「お通じがよくなったこともあり、お腹がスッキリした気がします。モニター生活中は、食生活でも野菜を多めに食べるように気をつけていたせいか、1kgやせました!」
足刺激によるデトックス効果とともに、食事の内容も意識したことで、スリムになれたことはうれしい効果ですね!
毎日の足刺激と青竹踏みで足指の感覚を鍛えた
Kさんのモニター生活での足刺激の様子を教えてください。
Kさん:「足刺激は日によって回数や時間は違いましたが、毎日行うようにしました。お風呂のときに湯船の中で行ったり、テレビを見ているときや寝る前の布団の上で行ったりと、毎日時間を見つけて刺激するようにしました」
さらにKさんには、こまめに足刺激ができるグッズという秘策もあったようですね!
Kさん:「以前に父が竹細工を趣味にしていて、カゴなどを作っていたので、その余りで青竹踏みを作ってもらいました。キッチンで洗いものをするときに青竹踏みに乗って、指を開くように意識するようにしていました」
青竹踏みなら、家事をしながらでも気軽に足刺激ができますね! 忙しくてなかなか足刺激の時間がとれない、という人は、こうしたグッズをとり入れてみてはいかがでしょうか?
足刺激を行っているときの、足裏の感覚はいかがでしたか?
Kさん:「刺激の力が弱かったのか、足裏が痛いと感じることはありませんでした。足の甲への刺激はイタ気持ちいい、という感覚でした。足裏には角質やタコがたくさんあって痛みを感じる部分もあったのですが、肌が乾燥しにくくなり、痛みはなくなりました」
また、Kさんには指先への刺激をしっかりと行ってもらいましたが、何か変化を感じることはあったのでしょうか。
Kさん:「歩くときに指先がしっかりと着地するようになったので、自然といい姿勢で歩けるようになったと思います」
以前は指先に力が入っていたので、歩くときの重心が不安定になっていたのかもしれません。脳のゾーンが集まる指先の刺激によって、体に入っていた力が抜けやすくなり、歩くときに指先がしっかりと使えるようになったのですね!
「いい加減」を心がけた3週間。足相の変化は?
Kさんは、きよみ先生から、心や体に入りやすい力をゆるめるために、日常のなかで「いい加減」を心がけるようにアドバイスがありました。それによる気持ちや体の変化などはありましたか?
Kさん:「時間を守らなくてもいいときは、きっちりし過ぎないようにして、『その日じゅうに』、『次の日までにやろう』みたいにおおらかに過ごしてみました。お掃除やご飯を作るのをちょっとさぼってみたりして…。振り返ってみると、足刺激で足が温かくなるのが早くなってきたのも、体がゆるまってきているサインなのかもしれないですね」
それでは、きよみ先生に現在の足相を見てもらいましょう!
きよみ先生:「足色の血色のよさがひと目でわかりますね! きれいな赤みが差していて、血行がよくなっています。また、親指の腹にも注目です。以前よりもふっくらとして、やわらかそうな肌に変化しています。親指は脳のゾーンが多い部位ですが、しっかりとほぐされているので、自律神経のバランスが整ってきています。すると副交感神経が優位になりやすくなり、心の緊張がゆるまるので、考え方もおおらかに変化しているはずですよ」
●足刺激前
●3週間後
さらに、足の内側側面の変化を見てみましょう。
きよみ先生:「足の内側側面には、体を支えるために重要な腰椎と胸椎のゾーンがあります。心や体の緊張が強い人は、この部分の負担が大きくなり、しわが多くなります。Kさんも足刺激前は、この部分のしわが多く目立っていましたが、3週間後はしわの数が減りきれいな肌になっていますね。心がゆるみはじめ、体に余計な力が入りづらくなっていることが読み取れます」
●足刺激前
●3週間後
毎日の足刺激と「いい加減」の心がけとの相乗効果のおかげか、わずか3週間でも、Kさんの足相はいい方向に変化していました。
Kさん:「モニターに参加したのは初めてで、はじめは『効果が出なかったらどうしよう』と思い、とても緊張しました。3週間後に変化を振り返ってみると、明らかに足の温かさや指の状態が違う!と変化を感じることができました」
今後はきよみ先生のフットケアの予約もしていて、本格的な施術で角質をきれいにするのが待ち遠しいのだとか。
Kさん:「今年からオンラインのピラティスを始めたのですが、モニターをきっかけに体に対する意識が変わり、ピラティスも頑張って続けていこうと意欲がわいています!」
足刺激は、心の状態や考え方にまで影響を与えることがわかりました。緊張しやすい人やまじめな人は、足刺激で心をゆるめてみませんか?
取材・文/牧内夕子
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