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牛サーロイン、豚肩ロース、豚ヒレ肉、鶏ささみ肉。「疲労回復」に特におすすめなのは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
夏から秋へと季節は移りつつあるものの、まだまだ暑さが続いていますね。暑い時期を過ごしているというだけで、体には疲労がたまっていくものです。今回の“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、テーマは「疲労回復」。疲労回復に役立つ食材や栄養素について、しっかりとり上げていきますよ!
Contents 目次
問題1 肉類は疲労回復に効果的です。特におすすめなものは、次のうちどれ?
□牛サーロイン
□豚肩ロース
□豚ヒレ肉
□鶏ささみ肉
「豚ヒレ肉」です
疲労回復には、たんぱく質が大切な役割を果たしますが、同時にビタミンB1もとても大事です。上記をたんぱく質の量で比較すると、上から14.0g、17.2g、18.5g、19.7gとなり、鶏ささみ肉に最も多く含まれています。次にビタミンB1の量で比較すると、上から0.06mg、0.69mg、1.32mg、0.09mgと、豚ヒレ肉が断トツに多いことがわかります。肉類は、たんぱく質が豊富なため、疲労が蓄積した体にはどれもよい食材ではありますが、特におすすめなのはビタミンB1も豊富に含まれる「豚ヒレ肉」だと言うことができます。
問題2 問題1でも登場した、疲労回復に大事な栄養素である「ビタミンB1」。次のうち「ビタミンB1」があまり含まれていない食材はどれ?
□おから
□もずく
□オートミール
□まいたけ
「もずく」です
ビタミンB1が不足すると、糖質の代謝がうまくいかなくなり、その結果、体に疲労物質が蓄積することにつながります。問題1で挙げたような肉類、特に赤身の肉類には、ビタミンB1が多く含まれており、それ以外に、魚類、豆類、種実類などにも含まれています。一方、海藻類には、含まれていないわけではないのですが、豊富に含まれているとは言えません。上記の中では、もずくには、ほとんどビタミンB1が期待できません。
問題3 ビタミンB群以外の疲労の予防に欠かせない栄養素で、全身に酸素を運搬する働きを持っているものは、次のうちどれ?
□クエン酸
□カルシウム
□アミノ酸
□鉄
「鉄」です
疲労の予防や回復に欠かせない栄養素は、いろいろとあります。ビタミンB1やB2などは、代謝に欠かせない栄養素です。そのほか、筋肉を円滑に動かす働きや精神的疲労やイライラを鎮める働きがあるカルシウムや、全身に酸素を運搬する働きがある鉄なども、とても重要な栄養素になります。
問題4 問題3の答えの栄養素が多く含まれている食材は、次のうちどれ?
□梅干し
□サクラエビ
□鶏むね肉
□豚レバー
「豚レバー」です
問題3の答えは「鉄」なので、その成分を多く含んでいる食材は「豚レバー」になります。豚以外のレバーにも鉄は多く含まれており、そのほか魚介類である「かつお」や「あさり」、豆類、青菜類や海藻類などにも含まれています。鉄不足というと、貧血を思い描く方も多いと思いますが、不足することで、疲れやすくなり、食欲不振などの症状が出ることもあります。
問題5 疲労がたまった体に、おすすめとは言えない麺料理は、次のうちどれ?
□ねぎダレのざるそば
□納豆ダレのそうめん
□ハム・きゅうり・卵をのせた冷やし中華
□豚キムチ入りの焼きうどん
「ねぎだれのざるそば」です
疲れがたまったときには、食欲も減退して、簡単な麺料理にすることも多いと思います。さて、疲労回復には、たんぱく質やビタミンB群、加えて、鉄やカルシウム、クエン酸などが、おすすめです。上記の中では、ざるそばに、ねぎのタレのみという内容では、疲労回復に必要な栄養が足りていません。卵や豆製品などのたんぱく源をもう少しプラスしたほうがよいでしょう。