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腰痛がピタリと解消し、ゴツゴツ足がイキイキ足に! 眠りの質が上がって体の軽さを実感できた3週間の足刺激体験とは?
足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。今回のモニターのかおりさんは、日ごろのストレスが多く、脳疲労や眼精疲労、肩こりや腰痛といった不調が多くお悩みでした。足相診断の結果、足底の筋肉を鍛え、体を支える要となる腰や背中の負担を減らすことが大事だとわかりましたが、3週間の足刺激生活によって体調に変化はあったのでしょうか? モニター生活の様子をくわしくお伝えします!
Contents 目次
*きよみ先生がかおりさんを施術したときの様子は、「腰や背中の不調の解決には「土踏まずの筋肉作り」が大事! 足底を鍛える足刺激テクニック」から読むことができます。
足刺激の翌日に腰痛がピタリと解消。体が軽くなった!
前回、きよみ先生の足相診断を受けた日は、腰痛が悪化して長引いていた時期だったそうですが、なんと翌日には痛みに変化を感じたそうですね!
かおりさん:「先生の足刺激を受けた翌日に、腰痛がピタリとなくなったんです! 運動をして疲れたときや、重いものを持ったときにはいつも腰が痛くなるのですが、その後も1日立ちっぱなしだったり、動き回ったりしても大丈夫になって、体が軽く感じます」
足刺激の効果をすぐに感じられたというかおりさんですが、腰痛以外にも実感できたことはありましたか?
かおりさん:「自分で足刺激を始めた初日から、眠りが深くなったと感じました。以前は眠りが浅かったのですが、今は足裏刺激をしてから寝ると、デトックスしたようにドッと疲れが出て、よく眠れるようになった気がします。そのおかげか、脳が疲れてモヤモヤした感じもなくなり、すっきりしています」
かおりさんは疲れやすいこともお悩みでしたが、眠りの質が上がったことで、肉体疲労や脳疲労が解消できたのは、うれしい変化ですね!
毎晩の足刺激で、指先まで力が入るようになった
かおりさんは、自宅でどのように足刺激を行っていたのでしょうか?
かおりさん:「夜にお風呂でシャワーを浴びたあと、リビングでテレビを見ながら足刺激をしています。ふだんは1日1回が基本ですが、いつもより早めの20時ころに足刺激をできた日は、深夜にもう1回、行ってから寝ることもあります。夜遅い時間に足刺激をすることが多いですが、テレビを見ながらでもできることが毎日継続できた秘訣かもしれません。そのあとリラックスして眠ることができるので、これからも習慣にしたいですね!」
自分で足刺激をしてみて、特に痛かった部分はありますか?
かおりさん:「きよみ先生に施術していただいたときは、飛び上がるほど痛いゾーンがありましたが、自分でやると力の入れ具合が甘くなるのか、イタ気持ちいいくらいです」
自分で足刺激を行うときの力加減が難しいという声をよく聞きますが、かおりさんのように、イタ気持ちいいくらいの力を目安にするといいですよ。
前回の足相診断で、腰や背中にかかる負担を軽くするには、土踏まずの筋肉を鍛えるといいとのアドバイスがありました。足刺激を始めてから足裏の感覚に違いを感じますか?
かおりさん:「以前は足の指先の感覚があまりなかったのですが、今は指先に力が入りやすくなってきた気がします。そのせいか、歩くときにつまずくことが減りましたね。私はランニングをするので、これから足裏の感覚がどう変わるのか、練習を重ねながら違いを確かめてみたいと思います」
かおりさんの実感の通り、指先に力が入りやすくなると、体の重心が整うのだそうですよ。土踏まずの筋肉がさらに鍛えられれば、ランニングのパフォーマンスがよくなるかもしれませんね!
しわが多くゴツゴツとした足が、ハリとツヤのあるイキイキとした印象に変化
かおりさんの実際の足相は以前と比べて違いがあるのか、きよみ先生に見てもらいましょう!
●足刺激前
●3週間後
きよみ先生:「親指の腹に注目してください(上の画像の丸囲みの部分)。足刺激前は、肌にツヤがなく、表面もボコボコとした印象ですが、3週間後は、肌にふっくらとしたハリが出て、ツヤも感じられます。足裏全体の様子を比べてみても、足刺激前はしわがあり、ゴツゴツとした印象を受けますが、足刺激後はしわが減り、ハリとツヤを感じるイキイキとした印象に変わっていますよね! 足刺激後の足のほうが元気な印象を感じるのではないでしょうか?」
親指の腹には、自律神経のバランスをつかさどる脳のゾーンが集まっています。この部分の肌状態がよくなったのは、自律神経のバランスが整いはじめていることの表れだそうなので、体全体の調子が上向きになってきているようですね!
かおりさん:「たしかに体調がよくなって、エネルギーが出てきた感じがします。毎日、パソコンやスマホを見ている時間がとても長く、以前は夕方になるとめまいや首こりが起きていましたが、だいぶラクになりました。また、日中はサングラスをかけないとまぶしくて屋外でスポーツができなかったのですが、最近はまぶしさをあまり感じなくなりました。これも効果のひとつなのでしょうか?」
きよみ先生:「まぶしさを感じやすかったのは、脳疲労がたまり、目の神経が刺激されやすくなっていたことも原因かもしれませんね。自律神経のバランスが整い、睡眠の質も上がったことで脳疲労が解消し、まぶしさが気になりにくくなったのですね」
かおりさんの不調の原因のひとつにストレスがありましたが、その負担は減ったのでしょうか?
きよみ先生:「かおりさんは親指の傾きがとても強いのですが、これは人間関係によるストレスの多さを表すものです。足刺激前と後で母指球のしわの入り方をみてください(上の画像の矢印の部分)。足刺激前は親指の傾きが強く、母指球にしわが寄っていますが、足刺激後はしわが少なくなっていますよね。親指の傾きが少しもとに戻ったようなので、ストレスの感じ方が変わってきたのではないでしょうか」
かおりさん:「自分ひとりでは解決できないような問題もありますが、ストレスを以前よりポジティブにとらえられるようになり、変わってきたと思います。気の持ちようでストレスは緩和できるのだな、と感じるようになりました」
周りの環境は変えられなくても、自分のとらえ方をポジティブに変えれば、ストレスの感じ方は変わるかもしれませんね! かおりさんがそのような心境になれた背景には、足刺激で自律神経バランスが整い、精神的な安定が得られたこともあるのではないでしょうか。
最後にかおりさんに、3週間のモニター生活を体験した感想をお聞きします。
かおりさん:「足刺激を始めてから、部屋の大掃除など今まであと回しにしていたやりたくないことにもやる気が出てきました。便秘が解消し、消化器の調子も整ったようで、とてもお腹がすくようになりました。今回、自分の体のことを考えるいい機会になったと思っています。不調をため過ぎると簡単にはもとに戻らないと思うので、体調をケアする大切さに今、気づくことができてよかったです!」
体の巡りがよくなり、疲れがたまりにくくなって、やる気がわいてきたというかおりさん。足刺激を続けることでさらに軽やかな体になっていくといいですね! 気になる不調がある人は、足裏ゾーンマップを見ながら、足刺激をしてみませんか。
取材・文/牧内夕子
*鈴木きよみ先生の足相学が1冊にまとまりました! 足をチェックするときに欠かせない、ゾーンMAPをはじめ、足の形、色、しわ、温度などのチェックポイント、各症状別の足相、そしてそれを解決すべきゾーンセラピーの方法などがわかりやすくまとまっています。初めてご自分の足裏を見るという方にも、足裏のケアを続けてきた方にも、すぐに役立つ1冊です。ご自身の体調管理を、足裏から始めてみてはいかがでしょうか。全国の書店、ネット書店で販売しています。
『すべての不調は足裏をみればわかる!』(ワン・パブリッシング刊)