子どもの頃はあんなにぐっすり眠れたのに……大人になるとストレスのせいか、疲れているのにぐっすり眠れなかったり、なかなか寝つけない夜があったりと、睡眠でお悩みの方も多いのでは? また、たとえ今悩んでいなくても、私たちは「睡眠の大切さ」についてどれくらい意識しているでしょう? 今回は、睡眠と色の関係についてお話ししていきます。
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効果的に「眠り」の質を上げる「パジャマ」の活用
健康な成人は1日平均して6〜9時間眠るので、1日の1/3、つまり人生の1/3は眠って過ごしていることになります。人生80年とすると、実に26年間も眠っているのです! もしかすると人生を豊かに過ごすためには、眠りの質を上げることから始めるといいのかもしれませんね。
では、あなたは上質な「眠り」のために何を工夫しますか? 枕を変える? 高級なマットレスにする? 照明に気をつける? はい、全部正解です。
実は、脳を眠りに誘うには、“心地よい”“柔らかい”という仕かけをつくってあげることが大切なのです。『アルプスの少女ハイジ』が干し草の上でぐっすり眠ったように、いい匂いがして、ふんわりしていて、気持ちいい風が吹いていたら、誰でも眠くなってしまいますよね。
でも干し草ベッドがない私たちには、もっと簡単に、もっと効果的に「眠り」の質を上げる方法がありますよ。それはパジャマです! 眠っている間中、肌に一番近くにふれているパジャマを心地よいものに変えるだけで、質のよい眠りにぐっと近づくことができますよ。ネグリジェなどワンピース型でもいいのですが、冷え性の人はお腹と足をすっぽり包むパジャマがおすすめです。
では、どんな色を選べばいいでしょう? 色には暖色や寒色、興奮色や沈静色などなど、さまざまなカテゴリー分けがありますが、眠りは大いなる自然のサイクルです。理屈で考えようとせずに、ぜひ心地よい自然界の現象と色を思い出しながら、パジャマの色を選んでみましょう。
ブルーのパジャマ
ブルーは空の色、海の色。広く大きく気持ちがゆったりとする色です。
仕事やSNSで一日中興奮している脳や感情を、海の色や空の色で包んであげるとイメージしましょう。梅雨時の夜も蒸し暑い季節には、海を渡る風をイメージしながらパジャマを着ると、涼しくかんじられますよ。
ピンク
淡いピンクは満開の桜を思い出しながら。まだ少し寒さの残る街や山の景色を優しい色で染め上げる桜色に包まれながら眠ると、幸福な夢が見られそうですね。ピンクは女性ホルモンを刺激する色なので、眠っている間の美容効果も。
グリーン
人類がはじめて目にした色と考えられているグリーン。
太古の昔、外敵だらけの人間の祖先たちが、きっと緑の葉の陰で子どもを産み育てたと想像できるからです。だからグリーンは新鮮で、安らぎを覚える色なのです。また、グリーンはパソコンやスマホで疲れた目を癒やしてくれる効果も期待できるでしょう。
ベージュ、アースカラー
木や土などの自然に手を触れているイメージをしましょう。
優しさの中に、深い大地のパワーも感じることができますね。古い建物の中にいると「あ〜落ちつく」といった気分になるのも、日本の伝統建築は木(柱や床)と紙(障子やふすま)と土(壁)でできているためです。ベージュやアースカラーのパジャマを着ると、自分は地球の一部なんだという大きな安心感に包まれて眠ることができます。
いかがでしたか?
今夜から早速眠りに誘ってくれる色のパジャマに着替えてくださいね。
いい夢が見られますように! Good Night!