晴れた日は真夏のように暑く、雨が降ると気温がぐっと下がるこれからの時期。気温差が激しことから、夏前のこの時期になると体調を崩してしまう人も多いのではないでしょうか。「風邪を重症化させないためにも肝心なのが『ひき始め』のケア」だと語る、国際中医師・国際薬膳師の岡尾知子先生。風邪の気配を感じたときにとりたい食材を教えていただきました。
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発汗させることで自然治癒力の助けに
食材の中にも、風邪にいいものがいろいろあります。代表格が「ねぎ・しょうが」。この2つには、体を温め発汗を促し、体に侵入する邪気を発散して追い出す力があります。
しょうがは、「生姜(しょうきょう)」として風邪薬に含まれる生薬でもある食材。発汗作用のほか、消化機能をサポートする働きもあるので、外食やお酒の席が増える年末年始は、おなかの助けにもなるでしょう。冷えを改善したいなら、しょうがをじっくり加熱して食べるのが正解。加熱することで、温め効果の高いショウガオールという成分が増加するため、よりポカポカと温まる感覚を実感できます。
ねぎも、古くからかぜの民間療法に用いられてきた野菜。体を温め、体内の巡りをよくしてくれる働きがあり、冷えや、冷えによる腹痛・下痢予防におすすめです。血行促進作用のある辛味成分のアリシン(硫化アリル)は、特に白い部分に豊富なので、体を温めたいなら白い部分を食べるのがよいでしょう。
まずは食べもので邪気に負けない体に! 毎日の食卓にねぎやしょうがをたっぷりととり入れて、元気に過ごしましょう。
<引用したのはこちらの記事!>
「ひいたかな?」と思ったら、しょうがとねぎで風邪予防
ここからは、日々の生活に役立つレシピをご紹介!
ねぎやしょうがを使ったレシピを、さっそくチェックしてみましょう。