花粉症といえば春のイメージが強いですが1年中飛散しています。夏の終わりから10月ごろにかけてはブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの草の花粉や、夏の間に増えたカビやダニの死骸などが含まれたほこりによるハウスダストが増えるのが特徴。 また、衣類や髪、肌、鼻や口、目の粘膜につくことで目のかゆみ、くしゃみ、肌のかゆみなどを感じやすくなります。 そこで今回は、エステティシャンの筆者が秋の花粉対策にしていることについてご紹介します。
Contents 目次
目のかゆみ対策にしていること
花粉やハウスダストなどが目の粘膜に付着してしまうと、目のかゆみ、充血、ゴロゴロ感、目やになどを感じやすくなります。
私は帰宅後やメイクを落としたあと「ロート うるおい洗眼薬」で花粉やハウスダストなどの汚れを落とすようにしています。ふだんは夜だけ使用していますが、花粉シーズンは起床時に寝ている間にたまった汚れが目やにとして出ることもあるので気になるときは朝もしています。
これを使うと目の中にたまった汚れが落ち、ゴロゴロ感がすっきりするんです。
のどのイガイガ、鼻のかゆみ対策にしていること
花粉やハウスダストが鼻や口から入り、粘膜に付着することでのどのイガイガや鼻のかゆみ、くしゃみや鼻水を感じやすくなります。
なので、外出時はマスクをつけて花粉を防ぐ、外出先から帰ったらうがいをする、のどのイガイガ感を感じたらのどあめをなめるようにするなどの予防が欠かせません。
肌荒れ対策にしていること
夏の紫外線やエアコン、汗などのダメージによって肌が乾燥していたり、バリア機能が低下しているところに花粉やハウスダストが付着し、肌のカサつきや肌荒れ、かゆみなどを感じる場合があります。
カサつき、肌荒れ、かゆみを招かないために、2つの予防をしています。
(1)帰宅後、クレンジング、洗顔で肌に付着した汚れを落とす。
(2)肌の乾燥やバリア機能を低下させないために保湿タイプの化粧水+シートマスクでうるおいを高める、そのあと乳液、クリームで保湿する。
カサつき、肌荒れ、かゆみを感じるときの対策は、3つのケアをしています。2つの予防と同じようなケアですが、3つの対策は、予防よりも保湿を重視し、敏感になっている肌に対してのケアを意識しています。
(1)帰宅後、クレンジング、洗顔で肌に付着した汚れを落とす。
(2)洗顔後、乳液もしくは美容オイルをなじませてバリア機能を保護する。
(3)保湿タイプの化粧水、シートマスクでうるおいを高める、そのあと乳液、クリームで保湿する。
花粉やハウスダストによって肌が敏感になりやすいときは、アルコールの入っていない、保湿タイプ(セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸など)のスキンケアアイテムを使うのがおすすめです。
ほかにも気をつけているとよいこと
・秋の花粉の原因となりやすい雑草は、草原、川辺、公園などに多いのでアレルギー症状が出やすい人は避けるようにしましょう。
・花粉やハウスダストは衣類や髪の毛にも付着しているので、家の中に入る前にサッと落として花粉を持ち込まないようにしたり、帰宅後すぐにお風呂に入って洗い流しましょう。
・カーペットやラグ、ソファ、寝具にもハウスダストは付着しているので、こまめな洗濯や部屋の掃除をおこないましょう。
秋の花粉やハウスダストによって目のかゆみ、のどのイガイガ、肌のかゆみを感じやすい人は、症状が悪化する前に予防や対策をしておくことが大切です。くしゃみや鼻水が止まらないなどの症状がひどいときは薬に頼るのも方法ですね。最近秋の花粉に反応しているかもと感じたり、秋の花粉に悩んでいるという人はぜひ参考にしてみてください。