朝1杯の白湯を飲もうと思っても、忙しい時間帯に準備するのは難しい…。それならば、前日の夜に仕込んでおけばいいじゃない?! 時間差を使って白湯を作る“じかんさゆ”を始めたら、朝の温活がぐっとラクになりました。
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「朝にコップ1杯の白湯を飲むと体にいい」という話はよく耳にします。ところでこの「白湯」、私はかなり長い間、ただの適温のお湯のことだと思っていました。じつは「白湯」を作るには、もう少し時間がかかるんです。美容家の寒川あゆみさんは、FYTTEの記事「胃腸を休めるにもGood! 温活やダイエットにも効果的な『白湯』の飲み方とアレンジ法」で、このように作り方を教えてくださっています。
白湯をやかんや鍋で作る場合の作り方
1.やかんもしくは鍋にマグカップ1杯ほどの飲み水を入れる
2.フタをして中火~強火にかけ沸騰させる
3.沸騰したら、フタをはずして弱火にして10分ほど温め続ける
4.10分経ったら火を止めて、マグカップに注ぎ、人肌よりも少し熱いくらいまで冷ます
なるほど、水を火にかけ、ぐらぐら沸かしてから、体が温まって飲みやすい温度まで冷ましたものが白湯なんですね。もっと手軽なやり方として、電子レンジを使う方法もありますが、「熱々のお湯を適温に冷ます」というステップを踏むことは変わらず、これをせわしない朝の時間帯に行うことは、多くの人にとってなかなか難しいのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、タイガー魔法瓶が提案し、「これなら手軽に白湯が飲める!」と数年前から話題になっている「じかんさゆ」です。「じかんさゆ」は、「時間白(差)湯」。その名の通り、時間差を使って作る白湯のこと。前の晩に沸かしたお湯を魔法瓶に入れておくと、翌朝には適温になった白湯が飲めるという、聞けば納得の話なのですが、いや、もう、まったく思いつきませんでした。早速、試してみます!
朝、飲む1杯分だけならば、愛用の真空断熱ボトル(200ml)にお湯を注げばよいのですが、今回は翌朝だけでなく翌日の昼間に飲むお湯も欲しくて、500mlのボトルにも入れることにしました。お湯の温度については、私が手持ちの温度計で測った結果なので、あくまで参考程度にお読みくださいね。
やかんに多めの水を入れて沸騰させること10分。やけどに注意しながらボトルに熱湯を注いでいきます。やかんのお湯は93℃、ボトルに注いだお湯は91~92℃でした。なお、余ったお湯をマグカップに注いでおいたところ、10分後に53℃になり、飲み頃となりました。
さて、「ひと晩、置いたら飲み頃になる」のが「じかんさゆ」であるため、本来はここで8時間ほど置いてから温度を測るべきなのですが、どうしても途中で測定したくなり、手早くふたを開けて計測したところ、5時間後の結果は200mlボトルが67℃、500mlボトルが78℃でした。そして8時間後の結果は、200mlボトルのお湯が51℃となり、見事適温に。500mlボトルに入れたお湯は67℃で、やや熱そうです。こちらのお湯は16時間後も52℃という温かさをキープしており、結果的にこの日、私は日中お湯をわかさなくても白湯をちょこちょこ飲むことができました。
私は家に電気ポットを置いていないので、日中にお湯を沸かさなくてよいのは助かります(コーヒーのお湯を沸かしながら仕事をしていて火を消し忘れることがあるので、大変危険だなと自分でも思っていたところ)。冬場に減りがちな水分を補うことができるうえ、適温のお湯をボトルに入れておくと、コーヒーの飲み過ぎも防げると、まさに一石二鳥。みなさんも手軽にできる「じかんさゆ」、いかがですか。水筒によって保温の性能も違うと思いますので、一度お手持ちのボトルで試してみるのもよさそうです♪(編集まりりん)
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