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あたり前の生活が「がん」によってどのように変わるのか。がん治療の副作用「味覚障害」を疑似体験して感じたこと #Omezaトーク

去る3月に行われた、がん治療の副作用である「味覚障害」を疑似体験できる試食イベント<味の変わるレストラン>に参加してきました。会場では、がんを克服した落合務シェフによる特別メニューの試食や、国立がん研究センター中央病院 消化管内科の加藤健先生からのメッセージ、多くのがん経験者の声を聞いてきた生命保険会社のアフラック担当者とのトークセッションが行われました。がんと向き合う人の“食の悩み”を自分ごととして考える貴重な1日となりました。
Contents 目次
がん患者の7割以上が“味覚障害”を含む「食の不安」を抱えているって知っていますか
がん治療によって多くの患者さんが経験する“味覚障害”。実際に、抗がん剤治療を受けた人の約7割が、味覚の変化に直面しているとも言われているそうです。「味がしない」「何を食べても苦い」「金属のような味がする」など、その症状は人によってさまざまとのこと。食事をおいしく食べられなくなるのは本当につらいこと。
さらに、食べる意欲が低下すると栄養が偏り、体力の回復が遅れたり、心の元気もなくなってしまいます。治療の副作用として見過ごされがちですが、じつは「味覚障害」は生活の質=QOLに大きく影響する深刻な問題。今回のイベントでは、そんな“味覚の変化”を実際に体験することで、がん患者さんのリアルな悩みに寄り添うことの大切さを学びました。
「味の変わるレストラン」のメニューを体験
「味覚が変化した状態」を疑似体験するために「味の感じにくさ」を前提に考案された特別な料理を試食しました。右から、味の変わる生ハム、味の変わるパスタ、味の変わるハンバーグ。
食べてびっくり。味がしないものもあれば、思っていたのとなんか違う…のです。生ハムはなぜか甘じょっぱく感じ、パスタとハンバーグは、私は何の味も感じませんでした。塩味も甘みもなく何を食べているのかわからないという不思議な感じです。
「味がしないってこういうことなのか」と、想像を超えた“味の不在”に衝撃を受けました。食べること、さらにおいしく味わえるということはあたりまえのことではないのだと改めて気づかされました。
落合務シェフが語る、がんと“食”の意味
イベントには、悪性リンパ腫のステージ4を乗り越えたイタリアンの巨匠・落合務シェフが登場。ご自身の治療体験をもとに、「料理人にとって味覚を失うのは絶望。でも、自分が食べられなくなって初めて、患者さんの気持ちが分かった」と語ります。
味覚障害と向き合いながらも、「香り」「食感」「温度」「彩り」などの五感すべてを使って“おいしさ”を届けようと努力を重ねてきたとのこと。
味覚の変化は外から見えないため、なかなか理解されにくい難しい悩みだと感じました。食べることは人にとって、生きる力そのもの。だからこそ、ただ栄養をとるだけでなく「おいしい」と感じられる工夫や寄り添いがとても大切なんだなと。
今回のイベントでは、がんを経験した方の声や専門家の解説を通して、「もし自分ががんになったら」「家族や友人など大切な人が治療中だったら」という視点で、食と健康の関係を見つめ直すきっかけをいただくことができました(編集デラ)。
Omezaトークとは…
FYTTE編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。
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