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不調もメンタルもボディラインも変わる! 「骨盤」を動かしたら、人生が変わった!

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結局、骨盤がすべて解決してくれる

「最近、なんだか調子が悪い」「体型が崩れてきた気がする」そんな不調や変化の原因、じつは“骨盤”が関係しているかもしれません…! 今回は、Gakkenの『結局、骨盤がすべて解決してくれる』(著者/骨盤マニアKAO)から、骨盤フリーズによって起こる不調や、“骨盤を動かす”ことで人生が変わった体験談などをご紹介していきます!

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

ライフステージにおける不調…骨盤のフリーズが原因だった

生理が重い、更年期の症状がつらい、年齢を重ねてやせにくくなった…そんな悩みを抱えている女性は少なくないのではないでしょうか? じつは、こうした不調の根本的な原因には、“骨盤”の状態が関係している可能性があります。

骨盤は体の中心にある骨格で、仙骨や寛骨など複数の骨で構成され、上半身とは背骨で、下半身とは太ももの骨(大腿骨)でつながっています。おへその下を左右にたどると当たる出っ張り、いわゆる腰骨は寛骨の一部です。

結局、骨盤がすべて解決してくれる
生理周期と骨盤開閉の関係

この骨盤には、子宮や卵巣といった女性にとって大切な臓器が収まっていて、まさに“宝箱”のような存在。生理や出産時には、ホルモンの働きによって緩んだり締まったりしながら開閉します。また、足を上げる、体をひねるなどの動作や、呼吸に連動して小刻みに動いているという特徴もあります。

結局、骨盤がすべて解決してくれる
骨盤がフリーズすると、体幹を動かさないまま、手足だけで動くようになり、体の動きが小さくなっていく。

しかし、長時間の座り姿勢や運動不足、さらには出産などの影響で、骨盤の動きが失われてしまうと、“フリーズ骨盤”と呼ばれる状態に陥ってしまいます。本来であれば、歩くときには股関節から大きく動かす、体をひねるときには腰を支点に動かす、といった骨盤主体の動作が理想的ですが、それができなくなると、ひざ先や腕先など体の一部だけで動くようになり、骨盤がかたまってしまうのです。

とくに産後は、骨盤が開いたままになりやすく、赤ちゃんの抱っこや前かがみの姿勢が続くことでゆがみが固定化しやすくなります。それが、産後太りの戻りにくさや、更年期の不調の原因につながることもあるのです。

骨盤を「立てる・締める」では解決しない。女性にとっては「動かす!」ことがベストだった

骨盤ケアというと、「骨盤を立てる」「骨盤を締める」といった姿勢指導やエクササイズを思い浮かべる人も多いでしょう。ですが、これらの方法は、じつは女性の体には合わない場合もあるのです…!

結局、骨盤がすべて解決してくれる
男性の骨盤は恥骨が少し出ているのに対し、女性の骨盤は恥骨が奥に入り込んでいる。これを無理に立てようとすれば、男性的な体形に変わっていく。

女性の骨盤は、左右の腰骨と恥骨を結んだ三角形が床に対して垂直ではなく、恥骨が少し奥に入っている構造です。つまり、「骨盤を立てる」とは、女性にとっては骨盤を後傾させる動きになり、臓器が圧迫されやすくなります。結果として下腹がぽっこり出たり、お尻が四角くなったりするなど、ボディラインの崩れにもつながってしまうのです。

また、「骨盤を締める」ことばかりにとらわれすぎると、本来1日の周期や生理周期に合わせて自然に行われるはずの骨盤の開閉リズムが乱れてしまい、生理不順や更年期症状を引き起こす可能性もあります。

では、女性にとって最適な骨盤ケアとは何か? それは、骨盤をしなやかに“動かす”こと!

結局、骨盤がすべて解決してくれる
前後に傾ける「前傾・後傾」、足を上げるときに骨盤を上下に動かす「挙上・下制」、腰を回す「回旋」が、骨盤の動き。日常動作や運動は、この3つを組み合わせて動いている。

骨盤には「前傾・後傾」「挙上・下制」「回旋」という3つの動きがあり、これらを意識的に動かすことで、骨盤は本来あるべき位置と角度に整っていきます。

さらに、骨盤を動かすことで、ゆがみを防ぎ、骨盤底筋群や腹横筋などのインナーマッスルにもしっかりアプローチが可能に。子宮の下垂を防ぎ、呼吸と連動した骨盤底筋群の引き上げによって、内側からウエストが締まり、女性らしいボディラインを作ることができるのです。

このような骨盤の動きをエクササイズ化したものが、「骨盤スイッチ」。動き自体はとてもシンプルでありながら、不調の改善や美容・ダイエットにも好影響をもたらす注目のメソッドなのです!

骨盤を動かしたら人生が変わった人たちの体験談

ここからは、実際に“骨盤を動かす”ことをとり入れて変化を感じた、3人の女性たちのリアルな声をご紹介します!

◆ 志保さん(50代)
長年のひざ痛と頭痛が消え、姿勢もウエストも改善!

50歳を迎えたころからひざに水がたまり、週3回のリハビリ、装具装着が日常に。整形外科に通っても症状は悪化し、吐き気を伴う頭痛にも悩まされていました。そんな中でKAOさんのセッションを受けた途端、下半身の痛みがスッと解消。鎮痛剤も不要になり、反り腰が改善、ウエストは72cmから66cmへ。気持ちも前向きになり、「これからも自分の足で歩いていける」と自信をとり戻しました。

◆ 宮口 望さん(40代)
高血圧・頭痛・腰痛…まとめてスッキリ! 三日坊主も卒業

産後太りと体調不良が続き、腰痛や高血圧、発熱・頭痛などに悩まされていた宮口さん。姿勢も崩れ、何をやっても続かない…そんな日々が一変したのが、KAOさんとの出会い。初回セッションの翌朝には腰の痛みなく起床でき、2週間後にはお腹まわりもスッキリ。快眠できるようになり、1年以上継続できていて、「体も心も変わった」と語ってくれました。

◆ Izumiさん(60代)
ぽっこりお腹がフラットに。60代でボディコンテスト出場へ!

もともと細身だったものの、40代で人生最大体重に。何をしてもへこまなかったお腹がコンプレックスに。50代でヨガを始めインストラクターにまでなったものの、お腹は変わらず。「この年齢で変わるのはムリ」とあきらめかけたころ、InstagramでKAO先生に出会い、理想の体型を見つけた!と感じたのだそう。骨盤の角度を意識する動きで内臓の位置が整い、腸の調子もアップ。気がつけば、ボディコンテストにも挑戦するまでに!

 

このように、骨盤を「立てる・締める」のではなく「動かす」ことで、体調・体型・メンタルにまでポジティブな変化が…! 年齢に関係なくとり組める“骨盤スイッチ”習慣、あなたも今日から始めてみませんか?

Part2では、いよいよ実践! 「骨盤スイッチ」のやり方をお届けします。お楽しみに♪

 

参考書籍/
結局、骨盤がすべて解決してくれる

結局、骨盤がすべて解決してくれる(Gakken)

著者/骨盤マニアKAO 一般社団法人日本骨盤協会代表
一般社団法人日本骨盤協会代表
美容・ヨガ・脳科学・コーチングなど多分野の知識を融合し、女性のライフステージに寄り添う独自の骨盤ヘルスケアメソッドを開発。更年期の不調や生理不順、肩こり・腰痛等の悩み、ボディメイクを希望する延べ2万人以上の女性の体と心、人生を整えてきた専門家として、講演・講座・書籍を通じ「骨盤を整える習慣」を全国に広げている。

 

文/FYTTE編集部

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