以前と比べて「夕方になると急に疲れる」「仕事や家事の後半がつらい」と感じることはありませんか? 30代以降の女性に多い夕方のだるさは、単なる体力不足だけが原因とは限りません。自律神経の乱れや女性ホルモンの変化、生活リズムの影響など、さまざまな要素が関係している場合も。そこで、今回は夕方に疲れを感じやすくなる理由と、忙しい毎日でもとり入れやすい疲れ対策の習慣をご紹介します。※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。
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その夕方のだるさ、年齢だけが原因じゃないかも

体が疲れると「年齢のせい」「体力が落ちたから」と考えてしまいがちですが、じつはそれだけが原因とは限りません。人の体は、朝から夜にかけて自律神経のバランスをとりながら活動しています。しかし、長時間のデスクワークやストレス、不規則な生活が続くと、この自律神経の働きが乱れやすくなります。自律神経には、体を活動モードにする交感神経と、リラックスモードにする副交感神経があり、この切りかえがうまくいかないと、日中の疲れが回復しにくくなり、夕方にだるさとしてあらわれることがあるのです。
プレ更年期ケア視点で見る、“夕方バテ”の理由

夕方の疲れを考えるときに、見逃せないのが「プレ更年期」です。プレ更年期とは、30代後半~40代の女性が更年期に類似した症状(生理不順・ほてり・イライラなど)を感じる時期のことを指します。
女性の体は、卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンによって支えられていますが、このホルモンは30代後半頃から徐々に分泌量が低下するといわれています。
エストロゲンは自律神経の働きとも深く関係しているため、分泌のバランスが変化すると自律神経も影響を受けやすくなり、疲れやすさやだるさ、気分の落ち込みなどにつながることもあります。とくに夕方は、1日の疲れが出やすい時間帯であり、そこにホルモンバランスの変化が重なることで、「夕方になると一気に疲れる」という状態が起こりやすくなります。
今から始める。夕方の疲れを軽くする3つの習慣

夕方の疲れは、日中の過ごし方を少し見直すことで軽減できることがあります。
座りっぱなしをやめて、こまめに動く
デスクワークや家事で長時間同じ姿勢が続くと、血流が滞りやすくなり疲労感が強くなるかもしれません。実際、長時間座り続けることは血行の低下や疲労の蓄積につながるといわれています。とくに肩や首、腰まわりの筋肉がかたまると、体全体のだるさを感じやすくなります。そのため、長時間の座位が続きそうなときは、1時間に1回は立って軽く伸びをしたり肩を回したりして体を動かすようにしましょう。
夕方前に、ひと息つく時間を作る
夕方の疲れを防ぐためには、「疲れてから休む」のではなく、疲れる前にリセットすることが大切です。15~16時頃に、温かい飲みものを飲んだり軽く目を閉じたりして、ひと息つく時間を確保しましょう。こうした小さな休憩は、自律神経を整える助けになります。数分でも副交感神経が優位になる時間を作ることで、体を回復させて高いパフォーマンスを維持しやすくなるでしょう。
セルフケアにプラス。漢方薬という選択肢も
夕方に疲れをためないためには、漢方薬の服用もおすすめです。体質や症状に合った漢方薬は、心と体の不調に根本からアプローチできるので、よりよい睡眠サイクルを整えるための手助けとなるでしょう。
<おすすめの漢方薬>
・加味逍遙散(かみしょうようさん):疲れやすく、イライラしがちな人におすすめです。
自律神経の乱れや女性ホルモンの変動による不調を改善して、精神不安や疲れの改善に役立ちます。
・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):疲れやすく、貧血気味の人におすすめです。体に栄養を補いながら胃腸機能を高め、疲れや貧血、冷えの改善に役立ちます。
漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合ったものであることが重要です。うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。
自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
生活リズムを整えてプレ更年期を乗り切ろう
夕方のだるさは、単なる体力低下ではなく、自律神経や女性ホルモンの変化、生活リズムが関係していることがあります。とくに30代以降はプレ更年期の影響も受けやすくなる時期。座りっぱなしを避けたり漢方薬をとり入れたりして、体を整えていきましょう。
<この記事の監修者>

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。



