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気象病の対策法とは?
気象病には、いくつかの対策法があります。
まず、体調が崩れそうだと感じたら以下の4つを試してみましょう。
・酔い止め薬を飲む
気圧変動によりいちばん影響を受ける場所は耳。三半規管の異常により引き起こされる症状の緩和に効果的です。
・五苓散(ごれいさん)、抑肝散(よっかんさん)など漢方薬の活用
・経穴の内関(ないかん)を刺激する
手首のシワから数えて3本目の場所にあるツボ。中指の下にあります。爪楊枝を4~5本ゴムで束ね、ツンツンと刺激すると効果的。左右でより痛みを感じる方の耳が、悪い状態です。
・経穴の厲兌(れいだ)に熱風をあてる
もし気象病の影響による症状が出てしまったら、下記の対策を!
・耳のマッサージ
耳を半分に折りたたみます。まわしたり、引っ張ったりしても◎
耳門というツボを刺激するのも効果的です。
・首まわりのストレッチ
首を温めながら行うとより◎
・腹式呼吸を意識する
・ビタミン(特にB12)を豊富に含む食事をとる
耳鳴りがする場合は、黒豆の摂取が有効です。朝食を食べることで、自律神経が整います。
・じゅうぶんな睡眠
・こまめな水分補給
・ぬるま湯にはつからないようにする
・なるべく電磁波を遮断する
『毒は毒を制す』という言葉がありますが、気象病になるとジャンクフードが食べたくなることがあります。もちろん食べ過ぎはいけませんが、症状をやわらげるために活用してみるのもひとつの手。いちばん効果的なのはポテトチップスです。
ここからはむくみ解消に効果的なめん棒ストレッチをご紹介します。
(1)ゴロゴロと脚の裏全体を刺激
まずは左脚からスタート。めん棒に体重を乗せるようにして、ゴロゴロと脚の裏全体を刺激します。左ひざに両手をついて行うとより効果的。かかとから指先まで、しっかりと刺激を与えていきましょう。
(2)足の甲を下から上に向かってさする
床に座り、めん棒を順手で持ち、足の甲を下から上に向かって何度かさすり上げる。
(3)くるぶし・アキレス腱から裏側全体をさすり上げる
めん棒を逆手に持ち替え、まずはくるぶし・アキレス腱周辺を上下にグリグリと刺激します。そして、足首から裏側全体(ひざの裏まで)をさすり上げる。ふくらはぎの側面も同様に、下から上にさすり上げましょう。ひざの裏を排水溝だと思って、脚の水分を流し込むイメージで強めにさするのがポイント。最後にひざ裏をめん棒で上下にグリグリと押して刺激する。
(4)太ももの上側を下から上にさすり上げる
脚を直角に開き、太ももの上側を下から上に向かってさすり上げる。ひじを曲げて、股関節に向かって水分を流し込むように行いましょう。少し痛いぐらいの力加減で行うのがポイントです。太ももの裏側や側面も、同様にさすり上げます。何度か繰り返したら、股関節をめん棒でグリグリと刺激しましょう。
右脚も同様に1~4までを行います。
まだまだわからないことも多い気象病。不調が出始めたら、セルフケアを取り入れてみては?
取材・文/FYTTE編集部 イラスト/猫嶋いおり