前回の記事『「時間」と「人脈」を整理して7時間睡眠を確保する「断捨離」のコツ』では眠りのための断捨離「5大お片づけ」で、時間・人脈・心・情報・空間を整理し、睡眠時間を捻出する方法についてお話をしました。時間は「NOT TO DO リスト」を作成し、「やらないこと」を決めておくこと、そして人脈に関しては今一度自分の交友関係を見直すことがポイントでした。
今回は、残りの心・情報・空間について、考えていきましょう。
Contents 目次
5大お片づけ「心」
頭の中が常に不安や心配事が次から次へとめぐり考えごとでいっぱいになっていませんか? 人は1日に6万回思考すると言われており、その9割が同じことをくり返して考えているそうです。ほとんどが過去や未来、つまり「ここではないこと」についてばかり意識が向いているのだとか。過去は変えられないので考えても仕方がないですし、未来は誰にもわからないから考えすぎたところで意味はありません。
つまり、「たられば」なことよりも、今「ここ」に集中することで、不要に抱いている不安や恐怖から開放されリラックスすることができます。今ここに意識を集中する「マインドフルネス瞑想」は心のお片づけにピッタリの手法です。静かな空間で約15分間目を閉じて自分の呼吸だけに意識を集中させましょう。
5大お片づけ「情報」
情報過多な現代。デジタルデトックスをして情報の渦に飲み込まれないように意識をしないと、移動中の電車の中、ご飯を食べながら、隙間の時間など、常に情報にさらされている状況を自らつくり上げてしまっています。普段目や耳に飛び込んでくる情報の質を上げることもデジタルデトックスの鍵です。
5大お片づけ「空間」
気がついたらデスクの上に書類などが山積みでいざ必要なときに肝心な資料が見つからなくてあせる、部屋の中に物があふれていてどこに何を閉まったか把握できていないなんていう事態に陥ってしまっていませんか?
自分が身をおくスペースをきちんと順序立てて片づけることで、物だけでなく頭の中も整理整頓できますし、気分もすっきりして快適レベルがぐっと高まり、仕事や生活の効率が上がります。そもそも物が多いとそれを管理したり、掃除したりする時間が余計に必要となってしまい、忙しさの原因になりかねません。物には「捨てどき」があるので、片づけ習慣を意識すると同時に、物を捨てることや衝動買いしないことなど、「増やさない」ことにも注力しましょう。
5大お片づけを心がけることで、睡眠時間を含めた「明日の自分にプラスになる時間」を1分でも多く確保したいですね。時間は有限なので、上手に賢く使っていきましょう。