女性なら誰でも感じる脚のむくみ。夕方が近づくと、履いている靴がパンパンになり、つらいですよね。その日のむくみは、その日のうちに対策を! ということで難しいケアもお金のかかることも一切なしの、日々忙しく働く女医がリアルに実践しているむくみ対策を紹介します。
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むくみの原因とは?
産婦人科医の丸田佳奈です。
今回は『むくみ』についてお話しします。
むくみは体内の水分によって引き起こされます。人間の体は水が無いと生きて行けません。
ですから、水は体全体に存在していますが、水がどこに多くたまってしまうかが問題となります。
血管とリンパ管の中にはそれぞれ血液とリンパ液が流れ、栄養や酸素や老廃物の運搬を行っています。血液とリンパ液には当然水分もたくさん。水が血管やリンパ管の中にとどまっているうちはむくみの原因になりませんが、そこから漏れてしまい、細胞と細胞の間にたまるとむくみになります。
これを改善させるには血管内から外に漏れ出る水分を少なくすること、血液やリンパ液の流れが滞らないようにして水分が漏れ出るのを防ぐことが重要です。
女性は筋肉量が少なく、足のポンプ機能が弱いので血液が滞りやすいです。これは冷えの原因でもあり、冷えから更にむくみやすくなるという悪循環に陥ります。ですから、運動は必須。特に意識して行うとよいのが、ヒラメ筋というふくらはぎの筋肉のトレーニングです。足を軽くそろえた状態で両足の指を目いっぱい広げ、その状態でつま先立ちします。かかとを上げたり下ろしたりを繰り返します。しゃがんだ状態で行ってもいいです。
続いては、丸田先生が実際に行っているむくみのケア法をご紹介します!