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正しい脚のむくみのケア法
体がかたいこともむくみの原因になるので、下半身のストレッチを定期的に行います。
仰向けに寝てヒザを伸ばしたまま足を真上や左右にストレッチすると血液が戻りやすく、より効果的です。
立ち姿勢でも座り姿勢でも、同じ体勢をとることは血液の流れを悪くするので、意識して「動く休憩」をとるようにします。末端やヒザの裏、足のつけ根を締めつけるスキニーパンツやブーツ、パンプスはむくみを悪化させるので、私は必要時のみ履き替えるようにしています。
お風呂は必ず浴槽に浸かります。温度は熱すぎないくらいに。長風呂は脱水になり、体が逆に水分を溜めこもうとするので、10~20分でしっかりと温まるくらいにします。
むくみが気になると水分を控えたくなりますが、水分は多めにとります。むくみの原因は水分の摂取量ではなく、血管外にたまる水分の量です。塩分を控えめに、たんぱく質を多くとることも心がけています。例えば、鍋などのつけだれは、ダイエットの観点から見るとゴマよりも醤油ベースのものを選びがちですが、むくみの点からはゴマがおすすめです。
利尿作用のあるカフェインが含まれた飲みものを1日3杯くらい飲むようにしています。また、お酢もむくみを改善する効果があるのでお酢ドリンクも愛用しています。
着圧ソックスは注意が必要です。足を動かさない状態で長時間はくことは足先を締めつけて冷えの原因になり、逆効果となる場合があります。足の指を隠さない長さのものを選び、足をあまり動さないときはこまめに脱ぐ時間をつくって、足の血流を体の中心に戻すことを意識しています。
マッサージをよく行うようにし、入浴後はむくみを改善させる効果のあるグレープフルーツやゼラニウムの精油が含まれたオイルで、血液やリンパ液を体の中心に戻すように意識して脚全体をマッサージします。
むくみは予防が大切です。冷え対策や運動などで血流を改善させ、生活習慣でむくみにくい体を手に入れましょう。