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カフェインって1日にどれくらいとっていいの?
そもそもカフェインは、お茶やコーヒー、カカオなどに含まれる天然の食品成分のひとつ。
飲みもの1杯(200ml)に含まれるカフェインの量を種類別に比較すると、
○コーヒー:120mg
○紅茶:60mg
○緑茶、ほうじ茶:40mg
と、コーヒーが圧倒的に多いものの、紅茶や緑茶にも意外とカフェインが含まれていることがわかります。
(※参考:日本食品標準成分表2015)
さらに、日本人の推奨カフェイン摂取上限は、体重1kgに対して5mgといわれています。つまり、50kgの人なら1日250mg(コーヒーなら2杯)までに摂取量をおさえるのが理想的ということ。
さらに妊婦さんの場合には、1日に125~150mgほどに控えることがすすめられています。
カフェインの見た目と味
ちなみに、普段私たちがカフェインの存在を目で見て感じられることがあるって知っていましたか? それが、紅茶の“クリームダウン”現象。
2本のビンに温かい紅茶をいれます。この2本、とくに差はなく同じように見えますよね。
左:カフェインを除去した紅茶
右:カフェイン入りの紅茶
じつは右の紅茶にはカフェインが入っていて、もう左の紅茶からはカフェインが除去されています。
これを氷水を張ったボウルに入れて冷やしていくと…
左:カフェインを除去した紅茶
右:カフェイン入りの紅茶
右のカフェイン入りの紅茶が、左のカフェインを除いた紅茶に比べてにごっているのがわかるでしょうか。これが、紅茶の“クリームダウン”。
カフェイン入りの紅茶を冷やすことで、紅茶に含まれるカフェインとポリフェノールがひとつにくっつき、溶けきれなくなることで、目で見てわかるくらい紅茶が白くにごってしまうんですって。
家でアイスティーをつくるとき、なんとなく見た目がパッとしない、というのはクリームダウンが起きていたから、という誰かに教えたくなる豆知識も教えていただきました。
ちなみに、「何も入っていない水」「カフェイン」「アミノ酸」の3つの飲み比べを行ったところ、水とカフェインはどちらも無味に近く、味の違いはほとんどありません。カフェインは苦いといわれていますが、お茶に含まれている程度の量では、苦味を感じないということがわかりました。
カフェインは過剰な摂取に気をつけてとり入れるぶんには、悪ものではありません。ですが、体調や飲む時間帯、シーンに合わせて上手に「デカフェ」をとり入れることで、よりヘルシーな毎日を送れるはず。まずは「午後の紅茶 デカフェ ストレートティー」をお試しあれ!
文/FYTTE編集部