女性ホルモンのバランス調整に欠かせないのが、じつは「たんぱく質」と「油」。なかでもとくにおすすめなのが大豆食品とn-3系の油なのだとか。その理由を管理栄養士の伊達友美先生に伺いました。
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「女性ホルモンの材料となるのが油です。ですから、ダイエット中だからといって油はカットせずにとることが大切。
ただ、女性ホルモンが分泌されるよう卵胞を刺激するホルモンはたんぱく質からつくられます。つまり女性ホルモンの分泌を整えるには、油とたんぱく質の両方が必要なのです」(管理栄養士・伊達友美先生)
とくにおすすめなのが、n-3系の油と大豆食品だそう。
「油でも私たちがふだんよくとっているのがサラダ油に多く含まれるn-6系の油。この油は炎症を強め、アレルギーの原因にもなるため多くとるのはおすすめしません。
積極的にとりたいのは、ホルモンを整え、炎症を防ぐ作用があるn-3系の油。多く含むのはえごま油やアマニ油、インカインチオイル、青背の魚などです。
また、たんぱく質でおすすめなのは大豆食品。良質なたんぱく質が含まれ、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンも豊富。n-3系油と大豆食品は最強の組み合わせなのです」
大豆食品とn-3系の油の食品パワーをチェックしてみましょう!
■n-3系油のココがすごい!
<1>ホルモンの状態を整える
<2>体内の脂肪の燃焼を促す
<3>炎症を抑え、アレルギーを緩和
<4>悪玉コレステロールや中性脂肪を下げる
<5>体内の悪い油をデトックスする
■大豆食品のココがすごい!
<1>良質なたんぱく質が豊富に含まれる
<2>女性ホルモン様に働くイソフラボンも多い
<3>食物繊維も多く含まれている
<4>脂肪の吸収を抑えるサポニンも多い
<5>代謝を助けるビタミンB群も豊富
良質の油と大豆食品を積極的にとりいれて、女性ホルモンを整えていきましょう!