もやしの栄養を最大限にする「酢もやし」。毎日食べ続けると、疲労回復に加えて、生活習慣病予防やダイエットなど様々なメリットが期待できます。そこで、簡単な調理で酢もやしをさらにおいしく食べられるアレンジレシピにトライしてみました。管理栄養士・望月理恵子さんの著者『管理栄養士と医師が認めた 疲れ即とり酢もやし健康法』(アスコム)から、酢もやしの「ラクラク健康卵スープ」をご紹介します。
Contents 目次
酢もやしと卵の組み合わせ「ラクラク健康卵スープ」
寒いときに体を温めるスープ。時間のないときにすぐできる卵スープは、誰でもが作れるスープの筆頭です。この卵スープに酢もやしを加えるだけで、食物繊維もたっぷりとれるスープに!
忙しいときはインスタントスープに酢もやしを加えるだけでもOKですよ。
【ラクラク健康卵スープ】
材料(2人分)
酢もやし…50g
卵…1個
片栗粉…大さじ1
乾燥わかめ…2g
スープの材料
【水…500cc /顆粒 鶏ガラスープの素…小さじ1/2 /しょうゆ小さじ1/2 /塩こしょう】
*酢もやしの作り方はこちら!
作り方
1 スープの材料を鍋に入れ、火にかける。
2 沸騰したら片栗粉を入れ、とろみがついたら溶き卵を加える。
3 火を止め、酢もやしと乾燥わかめを加える。
卵で酢もやしがマイルドに
驚くほど短時間でできるラクラク卵スープ。具材は卵と酢もやしなので、野菜を切ったり、煮たりする必要がありません。手際よく調理すればものの3分ででき上がり。それなのに栄養価の高い酢もやしと卵をそのまま摂取できる体が弱っているときでもうれしいメニューです。
ポイントは卵スープができ上がって、火を止めたら、酢もやしを投入すること。スープということで、今回は酢もやしの漬け汁も一緒にスープに入れてみました。そのためかひと口目に少し酢の風味がつんと強めに感じられたのですが、スープ自体は卵と相まって、とてもまろやかに。
酸味がスパイスとなり、どことなく酸辣湯(サンラータン)を食べているような気分。ラー油など辛みを加えたら、立派な中華の雰囲気になります。また豆のついた大豆もやしも卵スープと相性がよいかと思います。
スープなのに酢もやしが入っていることで、しゃっきりした野菜の歯ごたえが新鮮です。酢もやしを中心にしてさっぱりといただけるので、ご飯が欲しくならないのもダイエット時にはうれしいポイント。食前の一品にしたり、食欲が落ちているときの補助食にも。もちろん夜食にもよさそうです。
参考書籍
望月理恵子 (著), 岡村信良 (監修)『管理栄養士と医師が認めた 疲れ即とり酢もやし健康法』(アスコム)
文・写真/庄司真紀