朝と晩グッと冷え込む季節がきましたね。冷え込む季節になると気になるのは体の冷えではないでしょうか? 手先や足先が感覚のなくなるような冷たさになったり、体の芯から冷え切っているような冷えなど女性にとって冷えの悩みは途絶えません。それらの冷えを放置すると免疫力の低下やお肌の乾燥、体調不良やホルモンバランスや自律神経の乱れなどにも影響が出てきてしまいます。未然に防ぐためにも自宅でできる「温め習慣」をエステティシャンである筆者がご紹介します。
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■体が冷えるとどうなるの?
手先や足先が冷たく感じる、体が温まりにくいなどの体の冷え。冷えの原因は気温の変化によって体温調節がしづらくなっていることはもちろんのこと、筋肉の量が少ないことや運動量の低下によって血液循環が悪くなったり、ホルモンバランスや自律神経が乱れていることも原因です。冷えを放置すると冷えが悪化して痛みが起きたり、免疫力が低下することで風邪を引きやすい、体調がスッキリしない、だるい、肌が乾燥するといったあらゆる体調不良を招く原因にもなります。冷えてから始めるのではなく、冷えの自覚がなくても日頃から体を温める習慣をクセづけておくことが大切ですね。
■温め習慣について
(1)朝は白湯で胃腸を温めて
冬場は布団から出たくないほど部屋の気温が下がっていて、体も冷たくなってしまいやすくなりますよね。そんなときはコップ一杯の白湯を飲みましょう。
白湯を飲み、内臓を温めることで体がポカポカするので動きやすくなることや、代謝を促すことで腸内環境も活発になるのでオススメです。
(2)スープとしょうがをセットにしてみて
朝ごはんや昼食に野菜スープを取り入れ、しょうがをプラスしてみましょう。事前に切っておいたお野菜をスープにして、おだしとしょうがだけでも十分にお腹が満たされ、体がポカポカする実感があります。ふだんからコンビニランチという方は、日頃からチューブタイプのしょうがを持ち歩き、スープにプラスするだけでも十分活用できます。
夕方には、はちみつとレモンとしょうがにお湯を注いでホットドリンクにしても飲みやすいですね。
しょうがには血行促進や整腸作用のほかにも、抗炎症作用や殺菌作用もあるので冷え予防だけではなく、風邪予防にもいいです。
(3)日中は冷やさないようにカイロやブランケットなどで予防しよう
日中は外でも室内でも寒く感じることもあります。靴下に貼るタイプのカイロや腰やお腹周りにカイロを貼ったり、ブランケットによって足元を冷やさないようにしたり、外出時はマフラーや手袋などで冷えから守る対策を取るようにしましょう。
(4)帰宅後は入浴によってしっかりと温めて
帰宅後はシャワーで汚れを落とした後、入浴によって体の芯から温めるようにしましょう。体温の低さによってお湯も冷めやすくなるので、温かいお湯を足したり、追い炊きしてお湯を冷まさずにしっかりと体の芯まで温めることがポイントです。
足にはたくさんのツボがあるので、入浴中に足指セパレートで指先を広げたり、足裏やふくらはぎをもむようにマッサージするとより体が温まりやすくなるのでオススメです。
(5)寝る直前まではカーディガンやモコモコ靴下などで湯冷めしないようにしよう
お風呂上がりから就寝までの間にリラックスタイムを取る方も多いのではないでしょうか? せっかく温めた体を冷やさないように一枚多く羽織ったり、靴下を履いて湯冷めしないようにして早めに就寝するようにしましょう。
これからグッと寒くなり冷えが感じやすくなる季節だからこそ、「温め習慣」を取り入れて、冷えから守り、風邪を引きにくい体にしてみませんか?