最近ストレスや冷えなどで、子宮や卵巣の機能が低下している女性が増えているそう。「赤ちゃんが欲しいのにできない……」と、あとで悩まないよう子宮力を高めて、『いつでも産める身体』の準備をしましょう!
Contents 目次
『子宮力=健康と若さのバロメーター』いつでも産めるカラダづくりのコツとは?
「40歳までは産める」は過信しすぎ!?
“いつか子どもを産みたい”と思いながらも、仕事やプライベートに忙しくて、出産はまだまだ先になりそう……。そんな人が多い現代。
「最近は芸能界でも、30代後半~40代で出産する人が多くなり、その影響からか、“40歳くらいまでならすぐ妊娠できる”と思い込んでいる人が多いようです。でも、30代後半になると、子どもを授かるチャンスは20代とくらべるとだいぶ少なくなります。現在30代でこれから赤ちゃんが欲しいと考えている人は、“いつでも産める”カラダづくりを、いますぐ始めましょう」(いけした女性クリニック銀座院長・池下育子先生)
まずはあなたの“子宮力”をチェックしてみましょう!
チェックしてみよう!あなたの“子宮力”
<ライフスタイル>
- おしゃれのために肌を露出することが多い
- 夜更かししがち
- 休日は寝だめをする
- ストレスを感じることが多い
- 喫煙をする
- ほとんど歩かない、または激しい運動をすることが多い
<食生活・ダイエット>
- 食事時間や回数が不規則
- 単品メニューで済ませることが多い
- 菓子パンやジャンクフードをよく食べる
- 冷たい飲みものやカフェインを多くとる
- 2回以上リバウンドしたことがある
- 過食・拒食をくり返したことがある
<生理・女性ホルモンの状態>
- 生理周期がバラバラ
- 前回の生理開始日を覚えていない
- 生理が2日以内で終わる、または10日以上続く
- 2か月以上基礎体温を測っていない
- 生理痛がひどくて動けなくなることが多い
- 急激なダイエットで生理が止まったことがある
1つでも当てはまることがあったら妊娠しづらい体質かもしれません。
女性のカラダのメカニズムをおさらいして、妊娠力をアップさせましょう!
女性の体はデリケート!生理と妊娠のメカニズムを知ろう!
1つでも当てはまることがあったら妊娠しづらい体質かもしれません。
女性のカラダのメカニズムをおさらいして、妊娠力をアップさせましょう!
「産めるカラダ」をつくるために、まず知っておきたいのが生理と妊娠のしくみ。知らない人も忘れてしまった人も、女性のカラダのメカニズムをおさらいしておきましょう!
2つの女性ホルモンが生理周期を司っている
生理周期があるのは、妊娠可能な状態を毎月維持するため。そのリズムをコントロールしているのが2つの女性ホルモン。生理後は排卵を促す卵胞ホルモンが増加し、受精に備えます。排卵後1週間ほどすると、黄体ホルモンの分泌が多くなって子宮内膜が増加。子宮内がふかふかのベッドのようになり、受精卵が着床しやすい環境に。妊娠が成立しなかったときは、不要になった子宮内膜を月経血として排出。生理周期はこの2つの女性ホルモンがカギを握っているのです。
きちんと排卵しているか知るため基礎体温を測ってみる
基礎体温のデータは排卵の有無や排卵期、妊娠の有無、ホルモン分泌の異常など、妊娠できる体かどうかを知る大切な手がかりになります。まずは2~3か月続けて、グラフ化してみましょう。
これが理想!正常な基礎体温のパターン
生理周期を28日とすると、低温期が14日ほど続いたあと高温期が14日ほど続き、生理が始まるのが理想のパターン。低温期と高温期がはっきりと2相に分かれています。
こんな基礎体温には注意!
・高温期が短い
2相に分かれているものの、高温期が短い(9日以内)場合は、黄体ホルモンの分泌が低下し、妊娠が成立しづらくなっている可能性があります。
・体温がバラバラ
体温がバラついていて2相に分かれていない場合は、生理はあっても排卵が起こっていない可能性があります。不妊症につながることも。
「私、妊娠しづらい体質かも!?」そう思ったアナタに、次回は『産めるカラダ』になるためのポイントをご紹介!
監修/池下育子、取材・文/額賀敏恵