むくみ解消のマッサージやエクササイズはいろいろと紹介されていますが、お灸も足のむくみに効果があることをご存知でしたか?お灸といってもわざわざ鍼灸院に行く必要はありません。最近は個人でも扱いやすいお灸が薬局などで手に入りますし、熱さもマイルドなものから選べるんです。心地よい温熱で足のむくみを撃退する方法を、自宅でできるお灸の販売メーカー、せんねん灸お灸ルーム 福永さんに教えていただきました。
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ツボを温め、血のめぐりをスムーズに
お灸はよもぎを乾燥させ精製した「もぐさ」を使います。昔ながらのお灸は、皮膚の上に直接もぐさを置いていますが、初心者にはなかなかハードルが高いですよね。
でもご安心を。薬局などで市販されているお灸の多くは、紙パルプでできたドーナツ型の台座に、和紙で巻いたもぐさがセットされています。もぐさに火をつけると、台座中央の穴から温熱とよもぎの有効成分が皮膚を通して体に浸透する仕組みになっているのです。個人差はありますが、熱すぎることはありません。
それではさっそく使ってみましょう!
用意するもの:お灸、ライター、水を入れた容器
- ペンでツボに目印をつけておく。
- お灸の裏側のシールをはがし、指の先に付けてライターの火を近づけもぐさ部分に点火。
- 火がついたら印をつけたツボの上に置く。
- お灸の温熱は5分程持続。煙が止んでも温熱は続いているので、台座が冷めるまで待ちます。ただし、お灸が熱く感じたら効果が出ていますので、ガマンはせずにすぐとり外しましょう。使い終わったお灸は、水をはった容器に入れて完全に消火。
※途中、「熱い!」と思ったらすぐに外しましょう。
お灸って思った以上に簡単だと思いませんか? では、足のむくみに効くツボもご紹介します。
足のむくみに効くツボはココ!
■復溜(ふくりゅう)
内くるぶしの骨の最も高い場所とアキレス腱の間のくぼみから指幅3本分上。
体を温め、水分の排出を促す効果があります。
■承山(しょうざん)
かかとからアキレス腱の後ろを指で上にすべらせていき、ふくらはぎの筋肉の境目にあたる場所。
足の疲れやだるさにも効きます。
お灸は筋トレと同じように、毎日続けることで、少しずつ体の調子が上がっていきます。血のめぐりもよくなれば代謝アップも期待できますよ。ぜひ試してみてください!
協力/せんねん灸お灸ルーム 文/梅田 梓