晩婚化や芸能人の高齢出産で、「いつでも子供は産める!」と思いがちな現代。ですが、30代から確実に子宮力はパワーダウン。「自分は若いから大丈夫!」と思っていても、生活習慣などで妊娠が難しくなっていることも・・・。
何気ない生活習慣で、子宮や卵巣のパワーは簡単にダウンしてしまいます。ライフスタイルをしっかりと見直しましょう。
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子宮力を高める生活習慣のコツとは?
子宮や卵巣の機能を高めるために、すぐに取り組んでほしいのは、体内リズムを整えること。不規則な生活で体内リズムが狂うと、自律神経のバランスがくずれて生理不順や無月経などを症状を引き起こします。ホルモンのリズムがくずれると、冷えやすくなるので注意。体は悪循環でどんどんくずれていってしまいます。
では、気になる子宮力を高めるための生活習慣とは? 婦人科医の池下育子先生に教えていただきます。
【子宮力を高める生活習慣1】睡眠のリズムを整える
夜更かしをしたり休日に寝だめをしたりすると、体内リズムに悪影響アリ。 睡眠のリズムを整えるには、起きる時間を一定にして、朝日をしっかりと浴びるようにするのが◎。
【子宮力を高める生活習慣2】ストレスを早めに解消
ストレスを感じると自律神経のバランスがくずれやすく、血流が鈍くなって冷えの原因に。自分が心地よいと感じる方法で、早めにストレスを解消しましょう。
【子宮力を高める生活習慣3】冷えを撃退する
体を冷やすと、子宮や卵巣への血流が鈍くなって機能が低下するので、生足など露出の多いファッションはひかえめに。適度な運動や入浴で体を温めましょう。
【子宮力を高める生活習慣4】禁煙はマスト!お酒もひかえめに
喫煙すると体内に有害物質が入るだけでなく、血管が収縮して子宮や卵巣の血流が鈍り、機能低下につながります。すぐに禁煙を。アルコールは週3回まで、1日にワイン2杯程度ならOK。
【子宮力を高める生活習慣5】体脂肪の急激な増加・減少に注意
体脂肪率が18%未満になると生理が止まる可能性アリ。ムリなダイエットはNG。反対に30%以上に増えると妊娠しにくくなることがあるので、適正ゾーンをキープして。
体内リズムを整えるのに確実な方法は、規則正しい生活を送ること。もっともカンタンで確実なのは、朝、太陽の光をしっかり浴びることと適度な運動で身体を温めることです。それによって体内リズムが整い、女性ホルモンの分泌バランスも安定!
毎日のちょっとした心がけで、子宮力をUPさせていつでも産めるカラダを目指しましょう!
監修/池下育子、取材・文/額賀敏恵