美容などに関する女性の悩みは多岐にわたります。肌質のことで悩む人もいれば、腸内環境で悩む人もいるでしょう。効果があると評判の高い化粧水やサプリメントを試している人も多いのではないでしょうか。しかし、できれば自然食品から取り入れたいものです。今回は女性にうれしい効能があるキウイについてご紹介します。
Contents 目次
キウイの栄養成分。カロリーはどれくらい?
キウイにはどのような栄養素が含まれているのでしょう。1個分のカロリーも気になるところです。キウイには以下の成分の栄養素が豊富に含まれています。
・ビタミンC
・食物繊維
・カリウム
・葉酸
・ポリフェノール
・ビタミンE
・アクチニジン
・有機酸
ビタミンCは肌や健康の維持に欠かせないものですが、残念ながらためておくことができない栄養素です。そんなビタミンCがレモンの約8個ぶん含まれています。レモンを8個も食べるのはかなり大変ですが、キウイならひとつ食べればいいだけなのでビタミンCを非常に手軽に摂取できるということです。
お腹の調子を整えて糖分の吸収を穏やかにしてくれる食物繊維はバナナ約3個ぶんに相当する量を有しており、お腹の環境を整えるだけでなく免疫機能の維持にも有効です。そのほかにも生活習慣病に効果のあるカリウムや、妊活に欠かせない葉酸が含まれていて、さまざまな効果が期待できる果物です。
ですが、例え栄養素がふんだんに含まれているからといってカロリーが高いとなかなか手を出しにくいものです。では、キウイひとつのカロリーはどの程度なのかというと、100g程の大きなキウイであっても、わずか53kcalほどで非常に控えめです。
期待できる「キウイ」の効果効能
キウイを食べることによってどのような効能を得られるのかを見ていきましょう。
(1)むくみ防止に役立つ
キウイに含まれているカリウムは体内の過剰なナトリウムの排泄を手伝ってくれる栄養素です。ナトリウムがきちんと排泄されることによってむくみ防止ができます。絶対にむくまないということではありませんが、むくみにくい体を作れるでしょう。
(2)便秘の改善になる
キウイに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維が多く含まれています。この食物繊維は便の容量を増やして腸内細菌のエサとなる栄養なので、腸の環境を整えるのに大いに役立ちます。また、キウイに含まれる食物繊維の割合は排便に理想的な割合となっており、スムーズな排便を促してくれるため、便秘の解消に役立つというわけです。
(3)ダイエットに効果がある
便秘の改善にもつながる食物繊維は炭水化物に含まれるブドウ糖の吸収を低下させてくれます。血糖値の急上昇を抑えると太る原因になるインスリンの過剰分泌を抑えることになり、ダイエットの効果が現れやすくなります。糖尿病の予防にもつながるので、甘いものが好きであればキウイはうってつけの果物だと言えます。
(4)肌荒れ防止と美肌効果に優れている
キウイに含まれる栄養素のビタミンCとビタミンEには抗酸化作用があります。ストレスや紫外線にさらされることによって過剰に発生してしまう活性酸素を除去してくれるので、肌の老化防止に有効です。また、ビタミンCとビタミンEがそろうことによる相乗効果でシミやシワ、肌荒れの予防にも役立ちます。血色もよくなるので、肌のくすみにも効果があり、アンチエイジングにも有効でしょう。
キウイの旬の季節と収穫時期。値段が安くなる時期は?
キウイは輸入も行なっているフルーツのため、国内生産ぶんと合わせるとスーパーなどで通年目にすることができるでしょう。あまり季節を感じられない果物ですが、糖度の高さや国内生産されているものにはやはり旬が存在します。季節でいうと秋から冬にかけてが旬です。
品種によって収穫時期は多少前後しますが、10月前後から12月中旬ごろが一番頻繁になります。食べごろは収穫時期の間と、収穫時期から1か月ほどが目安です。
キウイの値段が安くなる時期は、収穫量が多い時期です。秋から冬にかけてキウイは多く出回ります。10月から3月までは国内生産のキウイが安定して収穫できるため、量が多いぶん安く購入することができます。ただ、その年の豊作、不作も影響してきますので前年と比べると高いといったようなこともあるかもしれません。各都道府県によっても取り扱いの量に差があるため、それによる差も生じてきます。
キウイの品種。選び方や保存について
キウイゴールドという名前のキウイがあります。キウイゴールドとグリーンキウイに違いはあるのでしょうか。次にキウイの品種の違いについて見ていきます。
ゴールドキウイとグリーンキウイの違いは?
グリーンキウイの特徴
果肉が緑色をしたグリーンキウイは爽やかな酸味を含んだ甘さが特徴です。グリーンキウイはゴールドキウイよりも食物繊維が豊富なので整腸作用に優れており、消化の促進も行われるため便秘の改善をしたい人や胃もたれを改善したい人におすすめです。
ゴールドキウイの特徴
ゴールドキウイはその名の通りに果肉が緑色ではなく、黄色っぽい色をしています。ゴールドキウイのほうがグリーンキウイより甘味が強く、酸味は少ないのが特徴です。ビタミンCの含有量がグリーンキウイよりも多いので疲労回復や抗酸化作用による美容効果、免疫力アップにおすすめです。
身近にあり、手に入れやすいのに多くの効果が期待できるキウイですが、いい面だけがあるわけではありません。キウイはアレルギー報告が一番多い果物でもあります。食べた直後に口腔内や喉の痛みを起こす口腔アレルギー症候群になる人が多く、辛い、苦い、のどが痛い、口が痛い、などの症状が現れます。
また、同じ果物でもより熟したもののほうがアレルギー反応が強く出ます。ムリをして食べると呼吸器症状やアナフィラキシーを起こす危険性があるので、キウイを食べたときに違和感を感じたら食べるのを止めてください。果汁が皮膚につくことによってじんましんが起きる場合もあるので、得られる効能だけに注目するのではなく、自分の体に合っているかも気にしましょう。
おいしいキウイの選び方
食べるとなれば、当然酸っぱいキウイよりは甘いキウイを食べたいものです。そこで、おいしいキウイの選び方について見ていきましょう。
どんな果物を選ぶときにも当てはまることですが、選ぶ際はまず傷のないキレイで部分的に潰れていたりしないかをチェックして下さい。表面にシワのないものや産毛がキレイに生えそろっているものは新鮮です。形がいびつだったり黒ずんだりしている部分があるものは、古いか味が抜けている可能性が高いので避けたほうが無難でしょう。
さわれるようであれば変にやわらかくなっていないかを確認するのも大事です。売られている状態ですでにやわらかいものはべちゃっとしていて皮をむきにくく、最悪の場合腐っていることもあるので注意しましょう。とはいえ不必要にもんだりするのはマナー違反です。
購入してすぐに食べたい場合は、新鮮さだけでなく熟しているかどうかも気になると思います。キウイは中心部分が最後に熟す果物なので、熟しているかを確認したい場合はキウイを縦にして頭とお尻を挟んで持ち、お尻の部分を軽く押してみましょう。適度にやわらかければそのキウイは熟しています。固い場合はまだ熟する前の段階です。
キウイは室温で保存することによって追熟させることができるので、すぐに食べたいのでなければまだ熟する前のキウイを買っても問題ありません。
もっとおいしく食べる!キウイの食べ方
キウイを食べると得られる効能がわかったところで、キウイのおいしい食べ方をご紹介します。
・キウイ入りのコールスローサラダ
・キウイの生春巻き
・キウイラッシー
・キウイのアーモンドソースがけ
・キウイジャム
・キウイとすだちとスモークサーモンの冷製パスタ
そのまま食べることが多いキウイですが、いろいろなレシピに加えて料理の材料として楽しむことができる果物です。ほかのものと一緒に食べることによって相乗効果が得られるので、美容やダイエットの効果アップが期待できます。
まとめ
以上、キウイに含まれる栄養素や収穫時期、キウイの選び方などについてご紹介してきました。
スーパーで普通に購入することができるキウイには、小さな見た目からは想像できないくらいに栄養素がたくさん含まれています。キウイは美容や免疫力の維持などに効果を発揮してくれるだけでなく、便秘に悩む女性をも救ってくれるおすすめの果物です。もしもダイエットや便秘に悩んでいるのであれば、キウイを食べてみてはいかがでしょうか。
FYTTE編集部