「体を老化させるもの」と聞いて真っ先に思い浮かぶものはなんでしょうか?
アンチエイジング医学で、今まで注目されてきたのは「酸化」でした。
しかし近年、その酸化とほぼ同時に起き、酸化よりはるかに悪い影響を及ぼすことがわかってきたのが「糖化」です。
今回のシリーズ最終回は糖化と闘う「最強のレシピ」を紹介します。
Contents 目次
アボカドのライスサラダ
アボカド、まぐろ、クレソン、玉ねぎという抗糖化の主力選手ばかりを集めたレシピです。体に蓄積したAGEを減らす効果のあるレモン汁で味つけすれば、最強レシピが完成!
材料(2人分)
・アボカド(ひと口大に切る)・・・・・1個
・刺身用まぐろ(赤身・1㎝角に切る)・・・・・120g
・クレソン(葉先を摘み取り、軸を斜めに切る)・・・・・1/2束
・赤玉ねぎ(薄切り)・・・・・1/4個
・ごはん・・・・・280g
<A> 調味料
・レモン汁・・・・・大さじ2
・オリーブオイル、はちみつ・・・・・各小さじ2
・塩・・・・・少々
作り方
(1) 赤玉ねぎは塩少々(分量外)をふってもみ、水けをきる
(2) ボウルに<A>をよく混ぜ合わせ、ご飯を加えてよくあえる。
(3) (2)にアボカド、マグロ、(1)、クレソンを加え、さっくりと混ぜ合わせる。器に盛り、お好みで黒こしょうをふる。
鶏手羽元と大根の酢煮
たっぷりの酢で煮込みます。酢には血糖値や血圧を下げ、糖化の害を防いでくれるクエン酸が豊富。クエン酸は加熱しても壊れないので、肉の煮込み料理におすすめ。作り置きもできる最強のレシピです。
材料(2〜3人分)
・鶏手羽元・・・・・6本
・大根(1.5㎝厚さの半月切り)・・・・・320g
・しょうが(薄切り)・・・・・1かけ
・長ねぎ(斜め薄切り)・・・・・1本
<A> 調味料
・だし汁・・・・・2カップ
・酢・・・・・1/2カップ
・しょうゆ、みりん・・・・・各おおさじ3
・酒・・・・・大さじ1
作り方
(1) 鍋に大根とかぶるくらいの水を入れ、10分下ゆでをする。
(2) 鍋に<A>、鶏肉、しょうがをいれて中火にかける。沸騰したらアクを取り除き、(1)、長ねぎを加えて落しぶたをして弱めの中火で20分煮る。
以上シリーズでお伝えした『体を老化させる「糖化」』のお話ですが、まずは「人はなぜ老けるのか?」というメカニズムを理解することが、健康で若々しく幸せな人生を送る第一歩となります。
何を食べるか?
どう食べるか?
このことを知っていれば、何歳からでも人は若返ることができますよ。
そして10年後、今以上に若々しい体を手に入れてください。
参考にした本はこちら!
老化の最大の原因は、糖化だった! これまで老化の原因とされていた「酸化=体がサビる」以上に、「糖化=体がコゲる」ことで、人の体は老い、そしてあらゆる病気を引き起こしていることがわかってきました。糖化の専門家でもあり、ベストセラー医師の牧田善二先生が実際に患者さんにも指導している「いつまでも若く、病気にならない食べもの・食べ方」を紹介します。
著者:牧田善二 発売日:2017年9月 発行所:新星出版社
価格:1,080円(税込)
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価格:1,188円(税込)
ライター/関恭子