生理や排卵、高温期や低温期など、1か月の間にめまぐるしく変化している女性の体。妊活中以外にも、排卵は行われているか、ホルモンバランスは乱れていないか等、体の変調を知るためにも基礎体温は測ったほうがよいと言われています。ですが、基礎体温を表にまとめるのが面倒、自分で見ても変調はいまいちわからないという人もいるはず。 そんな皆さんにぴったりのアプリをご紹介します!
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アプリで体のサイクルを管理できる「カラダのキモチ」
ドコモ・ヘルスケアから提供されている『カラダのキモチ」。昨年10月にリニューアルし、docomo以外の全キャリアでも使用できるようになりました。アプリの総合監修をしているのは産婦人科専門医、医学博士の宋美玄(ソンミヒョン)先生。
カラダのキモチでは、生理から次の生理までの周期を、リフレッシュ期(月経中)、ハッピー期(排卵期)、リラックス期(排卵後)、スロー期(月経前)の4つの期に分けていて、自分がいま何期なのかを、かわいらしいイラストと一緒に教えてくれます。アプリの機能は生理日・排卵日予測、基礎体温グラフ、周期予測、専門家監修の毎日のアドバイス、症状・メモの記録、体重・体脂肪のグラフ化が可能。ひとりひとりの過去の生理日や周期日数をもとに、生理日・排卵日予測してくれます。アルゴリズムで長く使えば使うほど、自分のカラダのリズムに合わせた予測ができるようになるので、使い込みたくなるアプリです!
さらに、有料のプレミアムプランでは基礎体温表のPDF出力や、妊娠可能性の高い時期・やせやすい時期を教えてくれるほか、生理周期や体温のデータから変調があった場合はメッセージでお知らせ。受診をサポートするお見舞金、乳がんのセルフチェックといった多彩なメニューもそろっています。
そのなかでもお見舞金のサービスは、カラダのキモチの大きな特徴。直近3周期の月経周期日数や、基礎体温の変化を、オムロン独自のアルゴリズムをもとに、ホルモンバランスや排卵状態を推定し、体の変調が検出されると、アプリから婦人科の受診をおすすめするメッセージが届きます。それだけでも有難いのですが、なんと、そのメッセージを受けて実際に受診した人には、お見舞金が支払われるんですって! 金銭面でのサポートもしてくれるなんて、大人女子のかかりつけアプリにピッタリですよね。
Not妊活中のフィッテ編集部員がアプリを体験してみた
女性の健康管理とはいえ、基礎体温の記録が必要なのは妊娠を希望している人だけじゃないの? 妊活中ではないから自分には関係ないわ、と基礎体温すらまともに測ったことがない筆者。けれど、ここ半年ほど生理前になると風邪や感染症、胃腸炎など毎月のように体調を崩すようになったことで、自分の体のリズムを知りたい! と、カラダのキモチを使い始めることに。基礎体温の記録を始めました。
もともと、周期は28~30日で安定。なかなか乱れることもなかったのですが、感染症や胃腸炎になった月は、体調の変化が大きく影響したのか、予定日よりも最大で15日生理が遅れたこともありました。突然周期が乱れると、次の生理がいつくるのかわからず困ってしまいますが、基礎体温を測り、アプリでグラフ化していると、低温期や高温期、排卵日が可視化できて、そろそろかな? と一つの目安ができます。これが少し安心できるんです。また、生理が来ないと妊娠や婦人科系の疾患など、あらゆる可能性が頭をよぎりますよね。万が一、婦人科を受診することになっても、基礎体温表が診察時にも材料となるはず。普段から基礎体温をつけておけばいざという時に役に立つ、と筆者も身をもって実感し、自分のためにこれだけは続けよう! と決めました。
基礎体温の記録も、最初は穴を空けがちだったのですが、今ではすっかり毎朝の習慣に。そのままアプリにデータを転送できる専用のオムロン婦人用体温計を使えば、口に加えて約10秒で計測してくれるので本当にラクですよ! 測るだけ測って、データの転送は夜帰宅したときに行っているので、1分さえ惜しい朝の時間を削る必要がないのも続けられるポイント。
妊娠や婦人科系の疾患の可能性に気付ける基礎体温の管理は、女性なら年齢にかかわらず、誰しも行って損はないはずです。カラダのキモチなら、体の変調を見つけて婦人科受診をおすすめしてくれるので更に安心。また、豊富なコラムが、生理中に気になる冷えや腹部の痛みに効果的な情報を教えてくれるのも助かります。一部機能が使える無料プランからお試しできますから、まずはどんなアプリなのか、基礎体温を記録しながらお試ししてみてもいいかもしれませんね!
妊活中の皆さんはもちろん、そうでない皆さんも、ぜひ自分の体を気にかけるきっかけとして、カラダのキモチを使ってみていはいかがでしょう。
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文/FYTTE編集部 写真(イメージ)/ⓒpolkadot-fotolia.com