働き盛りの世代になると日々の疲れやストレスがたまって、週末はぐったり…なんて人も多いのではないでしょうか。うまくストレス発散できればよいですが、どのようにリセットすればよいのかわからない…という声をよく聞きます。そこでエステテシャンの寒川あゆみさんに、香りで気分をリフレッシュするためのアロマオイルの選び方を教えていただきました。
Contents 目次
香りで気分をリフレッシュするためのアロマオイル
「疲れている・リラックスしたい・癒されたい」ときの香り
・ラベンダー
ラベンダーはフローラル系の香りで癒しやリラックス効果が高い香りで有名ですね。緊張状態を和らげ、気分を落ちつかせる効果があります。
・ジャスミン
ジャスミンはエキゾチックな濃厚な花の香り。気分が不安定だったり、前向きな気分にしたいときなど心を落ち着かせてくれる働きがあります。
・ゼラニウム
ローズのようなマスカットのようなほんのりと甘い香り。PMSや月経不順、更年期などに現れるホルモンバランスの変化によるイライラ気分や落ち込みを和らげてくれる働きがあります。
・クラリセージ
ゼラニウムはフローラル系なのに対し、クラリセージはハーブ系の香り。ゼラニウムを同じようにPMSや月経不順、更年期などに現れるホルモンバランスの変化によるイライラ気分や落ち込みを和らげてくれる働きがあります。
・オレンジスイート
緊張状態を和らげリラックス効果があるとされる柑橘系の香り。前向きな気分にしてくれ、ひと息つきたくなるような香りです。
「頭をスッキリさせたい・集中力を高めたい」ときの香り
・ペパーミント
頭の中がごちゃごちゃしていたり、スカッとした気分になりたいとき、集中したいときなどにおすすめなのがペパーミント。
・レモン
やることが立て続けにたまっていて合間にホッとひと息リフレッシュするにはレモンがおすすめ。爽やかにスッキリとした気分になりストレスを軽減させてくれる働きも。
・グレープフルーツ
元気が欲しいときや二日酔い、消化不良など体調をスッキリさせたいときにおすすめなのがジューシーなグレープフルーツの香り。
アロマオイルの選び方
アロマオイルはさまざまなものが販売されていますが、正しいアロマオイル(精油)は100%天然由来のもので作られています。
100%天然由来のものでない場合、ほかの成分が合成されておりインテリア雑貨用、ディフューザーやルームフレグランス用として販売されています。成分によっては香りの感じ方も違い、使い方も違うのできちんと確認してから使用するようにしましょう。
アロマオイル(精油)は高濃度に凝縮されているものが多いのでキャリアオイルなどで希釈してから使用するようにしましょう。
植物由来のものが多いためアレルギーのものが含まれていないか確認してから使用するようにしましょう。
アロマオイルの楽しみ方
ディフューザーにアロマオイルを1~2滴垂らして蒸気による香りで楽しむ方法やディフューザーがなければマグカップを代用し、アロマオイルを入れたあとお湯を注いで蒸気の香りを楽しみましょう。
ミストボトルに入れてルームスプレーとしてお部屋にシュッとするのもよいですね。
外出時や職場など蒸気を出すことが難しい場合はアロマオイルをハンカチに1~2滴垂らして香りを楽しむ方法もありますが、ハンカチに直接垂らす場合はシミになる可能性があるのでガーゼやコットンなどに垂らすといいですよ。
入浴の際にキャリアオイルを5mlほどに対してアロマオイル精油100%のものを1~5滴混ぜ、バスオイルにて入浴を楽しんだり、天然塩を大さじ2杯入れ、精油5滴を混ぜたものを入れるとバスソルトとしても楽しめます。
日ごろの疲れやストレスを趣味などでうまく発散できればよいですが、そんな気分じゃないときやゆっくりしたいとき、癒されたいときなどは香りによってリフレッシュしながら癒し効果を高めてみるのもひとつの方法です。