いよいよ花粉のシーズン到来! マスクやめがねなどでの予防はもちろんですが、体の中から少しでもケアできたらいいですよね。今回は、インナービューティープランナーの峰村咲子さんに、花粉症を撃退するレシピをご紹介いただきます。
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免疫力を高める栄養素
こんにちは。
京都にて料理教室を開催しております、インナービューティープランナーのさぴこです。
3月になると多くの人が悩む、花粉の季節がやってきますね。
花粉症とはアレルギー性の病気のひとつですが、体内に入った花粉を撃退しようとする免疫細胞が
過剰に反応してしまい、花粉を体の外へ追い出そうとして、くしゃみや鼻水などの症状が出てしまいます。
現代人の不規則な生活習慣や食生活では免疫力を低下させてしまいがちなので
花粉症だけでなく、アトピー性皮膚炎や風邪などもひきやすくなってしまっていますね。
その体を守ってくれる免疫細胞は、じつは血液の中にあります。
きちんと食べてきれいな血を作り、全身に血を巡らせることがとても大事。
きれいな血が作られれば十分な栄養が全身に行き渡り、肌荒れや冷えの改善、
免疫バランスも整っていくということですね。
そして、きれいな血を作るのに特に大事な栄養素は、
・赤血球の成分となる鉄分
・鉄分の吸収を高めるビタミンC
・血液の材料となるたんぱく質
・血行促進効果のあるビタミンE
が効果的です。
今回は上記の栄養素を豊富に含んだレシピをご紹介致します。
~春菊とささみのピーナッツ和え~
≪材料≫(2~3人前)
春菊 1束
鶏ささみ 3本
【A】
ピーナッツペースト(無糖) 大さじ2
醤油麹 小さじ1
はちみつ 大さじ1
酢 大さじ1
(1)春菊はよく洗い、塩少々を加えた熱湯で茎からゆでる。1分ほどゆでたら冷水でさっと色止めをして水気をしっかり絞り、3~4㎝に切り分ける。
(2)ささみはすじを取ってから鍋で水からゆでる(臭み等が気になる場合はしょうがスライスやネギを少々いれてもよい)。ゆで上がり、粗熱が取れたら食べやすい大きさにほぐす。
(3)混ぜ合わせた【A】に春菊とささみを加え、和えたら完成
★春菊は茎が固いので、茎を先に熱湯に入れ20秒ほどゆでてやわらかくするとよいです。
★ささみは水からゆでることでパサパサ感を防ぐことができます。さらに余裕があれば、ゆで上がったあと冷めるまで浸しておくとよりしっとり仕上がります。
春菊には、抗酸化作用のあるビタミンAをはじめ
ビタミンC、鉄分、カルシウム、葉酸など、まさにきれいな血液を生成するのにうってつけの食材です。
また、3月くらいまでが旬なのでぜひ今食べておきたいですね。
鶏肉には血液を作る鉄分とたんぱく質が豊富に含まれています。
鉄分には動物性食品に多く含まれるヘム鉄と
野菜や豆類などに含まれる非ヘム鉄とありますが
ヘム鉄のほうが鉄としての吸収率が高いと言われています。
春菊とピーナッツとの相性もいいのでぜひとっていきましょう。
ピーナッツには、一見カロリーが高く吹き出物ができやすいイメージをしがちですが
じつは血流を促進するビタミンEやポリフェノールが豊富です。
食べ過ぎに気をつけ、ペーストを使用する際は無糖を選べば
体にとってとてもいい食材となりますね。
いかがでしたでしょうか。
まさにきれいな血液を作るのにぴったりですね!
そして、ピーナッツの香ばしさとほんのりした甘さでとってもおいしいので
なにかもう1品ほしいときや胡麻和えに飽きたときなど、
ぜひ作ってみてくださいね!