自分の足裏の色を見たことがありますか? じつは顔色同様に、その人の健康状態を映す鏡のような存在なのだそう。「色の力で身も心もすべて整える」第3回目では、エステ・リンパセラピストの筆者より、足裏の色で読み解く健康法「足裏カラー診断」をお届けします。
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足裏の色がキレイだと健康な証拠
足のむくみや冷え、疲れを解消でき、内臓の不調も改善できる強力セルフケアとして、リフレクソロジーや足ツボマッサージはリラクゼーションの中でも人気ですよね。足裏を刺激すると血流の流れが良くなり、体全身がポカポカしてリラックスできます。また、足裏は全身のコンディションを表しているパーツでもあります。
例えば、体の調子が悪くなると顔色が悪くなるように、足裏の色も健康・不健康の表情を色で教えてくれます。このようなことから、足裏の色がキレイな人は長生きするともいわれています。足裏は私たちの体全身を支える重要なパーツであり、各器官や臓器とつながりのある健康のバロメーターなのです。
足裏が「心身を語る」
セラピストやエステティシャンはその人の肌の色や質感を見て触って、血液の流れている状態、精神状態などを読み取ります。足の裏で読み取るのは、足裏は「第二の心臓」といわれているように、多くのツボが集中している箇所、各器官や内臓とつながる反射区と呼ばれる箇所が多いためです。
適度な刺激を与えてあげると疲労回復につながり元気になります。反射区を上手に活用することができれば、人体の臓器も活発になります。一方でその箇所に違和感を感じる場合があれば、体の不調に気づくこともできます。
「足裏カラー診断」とは?
肌の色は体を巡る血液の状態、栄養の状態、精神の状態を教えてくれます。また、皮膚の温度や湿度の状態ではその人の疲れ具合や緊張度合いなどが見えてきます。さらに、足裏の角質のつき方ではその人の防御している部分などがわかります。
今回は、これらの診断方法を元に、足裏の色で読み取る体の調子をご紹介していきます。
体の状態はその時々で細かく変化するので毎日チェックすることで健康維持につながりますよ。
あなたの足裏は何色ですか?
足裏の色は大きく分けて4(ピンク・白紫・赤・黄)分類です。足裏チェックのタイミングは安静時、お風呂に入る前がいいですね。入浴後や運動後は足裏に熱を持っているので正しい診断ができません。
では、早速みていきます。
全体的にピンク:ベストカラーです!
一番理想な足裏は赤ちゃんのような柔らかくてほんのりピンク色です。この足裏は健康で元気な証拠。キレイな足裏です。
白っぽい、もしくは紫色:血流が悪い、冷え性タイプ
体の末端に血液が行き届いていない冷え性タイプです。栄養とエネルギー不足のため、血の巡りが悪く代謝が悪い状態です。偏った食事をしている、精神的疲労を感じている人にも多いです。
改善方法としては、適度な運動をして血の巡りを良くすること。しっかり食べて動くこと、そしてとにかく温めることが大事です。体の熱を奪われないように日々工夫をしてください。
赤っぽい:イライラ怒りっぽいタイプ
全体的にピンクを通り越して赤っぽい足裏をしている場合は、血行過多。イライラなど怒り興奮のエネルギーが溜まっている、疲れが溜まっている状態です。一部分で赤い箇所がある場合は、臓器のバランスの乱れがあるかもしれません。その部分が内臓のどこに当たるのか確認しておきましょう。
改善方法としては、しっかり睡眠をとってリラックスする時間を作ること。また、糖質を控えた食生活を心がけてみてください。
黄色っぽい:肉体疲労、お酒好きタイプ
肝臓機能の働きが弱くなってくると、黄疸症状が出ます。これは足の裏でも同じで、黄色っぽい色に変化してきます。この足裏の状態はお酒の飲み過ぎか、お酒好きタイプ。飲み会はしばらく控えたほうがいいでしょう。お酒を飲み続けていると、疲労と関係のある肝臓や消化器系の働きが低下、肉体的にも疲れが溜まってきます。その状態を続けていると、慢性疲労となり、たとえ集中的に休んでも疲れが解消しません。常にだるい体を持ち歩いているということです。
現代人(特に働き盛りの男性)はこのケースが多く、ご自身ではこの状態に気づかず麻痺している人が多いのですが、定期的にゆっくり休息を取るように心がけてください。
あなたの足裏は何色でしたか? 「足裏カラー診断」で簡単に自分の体の状態を知ることができます。ぜひ、毎日の健康管理に役立ててくださいね。ご家族やパートナーの健康管理にもおすすめです。
監修・文/町山和代