ジャスミン茶は、気分が落ち込んだとき、ストレスでイライラするときなどにリラックス効果のあるフラワー系ハーブティー。エキゾチックな香りが好き、という人も多いのではないでしょうか。
実はこのジャスミン茶、つらい二日酔いに効果があるのだとか。その効果について管理栄養士の金丸絵里加先生に聞きました。
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アルコールの代謝を促して、翌朝もスッキリ!?
「二日酔いの症状に効果があるとされる成分は、二日酔いの症状を引き起こすといわれる有害物質・アセトアルデヒドの分解に役立つビタミンCと、アルコールの代謝を促すタンニン。そして、自律神経の緊張を緩和しリラックス効果を促す、香り成分・ベンデルアセテートです。二日酔いは体調によって引き起こされることもありますが、お酒を飲むときにジャスミン茶を交互に飲むことで、肝臓への負担も少なくなりますよ」(金丸先生)
アルコールは胃腸への刺激が強いので、血中のアルコール濃度を上昇させるのを緩めることが大切。チェイサーとしてジャスミン茶を選んではいかがでしょうか。
「二日酔いになってしまったら、水分をたっぷりとるのが一番。ジャスミン茶に加え、ビタミンCや糖分なども一緒にとれば、アセトアルデヒドの分解に役立ちます」(金丸先生)
肌にハリやうるおいを与える美肌のお茶
ジャスミン茶は、緑茶にジャスミンの新鮮な花の香りをつけたお茶のこと。中国では古くから不老長寿の妙薬として愛されてきました。ジャスミン茶には、二日酔い軽減のほかにも女性にうれしい効能が多くあります。
「クレオパトラが愛用していたという言い伝えもあり、肌にハリやうるおいを与える作用があります。ただ、妊娠中の方は、子宮収縮作用やカフェインも少量ですが含まれるため、多量な飲用は避けましょう。また、緑茶の成分にも含まれる、カフェイン、カテキン、テアニンなどが、風邪に予防にも効果を発揮。これからの乾燥しがちな季節は、粘膜をうるおすためにこまめに水分をとれば菌がつききにくくなります。のどが渇く前にジャスミン茶を飲めば、感染症予防にもなりますよ」(金丸先生)
最近お酒に弱くなってきた…なんて人は、口直しにジャスミン茶を一杯、がおすすめです。