長時間のパソコン作業や立ち仕事でこりかたまった体は、毎日のセルフケアでしっかりオフしたいもの。そんなセルフケアが100均グッズを使うことで、より効果的に行えるそう。パーソナルトレーナーとして活躍されている八木知美さんに、アイテムの使い方を教えていただきました。
Contents 目次
チェストオープンでリラクゼーション
ひとつめは、ボールを背面に置いて胸を開く動作です。
「パソコン作業などのデスクワークを行っていると、徐々に体が丸まってきます。やわらかいボールを使用して、気持ちよく行っていきましょう」(八木さん)
丸まってしまった姿勢を元に戻すことは、姿勢の改善だけではなく、呼吸や疲労、腰痛などの予防や改善につながります。気持ちよく胸を開いていきましょう。
チェストオープンにおすすめの100均グッズはコレ!
今回のトレーニングで使用するアイテムは、100均のフィットネスボールです。
それでは八木さんに動きを教えていただきましょう。
フィットネスボールを使った「チェストオープン」
肩甲骨の間にボールを置いて足を肩幅に開き、あお向けで寝ます。ひじ関節を伸ばして大きく横に手を伸ばしましょう。手のひらは上に向けます。
ボールのやわらかさに体重を吸収させて気持ちよく行いましょう。
呼吸は自然に行います。
この姿勢を3~5分保ちましょう。
慣れてきたら大きく腕を頭の方向へと伸ばしていきましょう。
腰が反りやすい姿勢になりますので、腰に負担がかからないように行ってください。
エクササイズチューブを使用した肩とウェストのストレッチ
続いて肩と体側のストレッチを行います。
肩を大きく動かすことは肩周りのさまざまな不調に効果があります。
この部位がかたまると、肩こりだけではなく、腕のしびれやだるさを引き起こすなどといった症状につながるため、予防や改善のため、しっかり動かしていきましょう。
肩とウエストのストレッチにおすすめの100均グッズはコレ!
今回のトレーニングで使用するアイテムは、100均のシリコン製のチューブです。
それでは八木さんにストレッチのやり方を教えていただきましょう。
肩とウエストのストレッチ
<1>
床にあぐらで座ったら、両手でチューブの取っ手を持ち、大きく手をあげます。上腕が耳の横を通るようにし、横から見たときに1枚の板のようになっている状態を作ります。
<2>
体を横に倒していきましょう。下に来る手で、チューブを引っぱるようにして、大きく動かしていきます。このときの目線は、わきの下から天井を見るようにして行っていきましょう。
<3>
反対も同様に動かし、左右合わせて10回行っていきましょう。
撮影/山上忠 ヘア&メイク/斎藤節子 取材・文/新山夏葵