夏といえば、ついつい冷たい飲みものや食べものを食べ過ぎたり、空きっ腹に冷たいビールを飲んでしまったり…体が弱ってしまう食べ方や飲み方をしてしまうものですよね。このような暴飲暴食の結果、便秘や下痢がずるずると続いてしまい、「どうしよう!」と困った経験がある人もいるはず。
そんなときに効果的なのが“お腹をゆったり伸ばすエクササイズ”。お腹をゆったり伸ばすことが、腸への働きかけになる、と教えてくれたのはコンテンポラリーダンサー得居幸さん。最近腸の調子が悪いと自覚している女性は、今すぐトライしてみましょう!
Contents 目次
快腸エクササイズ ステップ<1>
まず最初は、うつ伏せの姿勢で行うエクササイズから始めます。
お腹を床につけて、うつ伏せの状態になります。上体を起こしながら、直角に曲げた両ひじを肩の下へ置いて、おへそから頭頂部までぐっと上に向かって伸ばしましょう。
体のやわらかさに余裕がある人は、両ひざが外向きになるよう股関節を開いてかかとを合わせます。下半身を安定させたら、目線をななめ上方向に向け、もうひとつ深く伸ばしていきましょう。
一連の流れが終わったら、重ねた両手のひらに頭をのせて、お腹から体を左右にゆらゆら揺らしてリラックスします(得居さん)
快腸エクササイズ ステップ<2>
次に、あお向けの姿勢で行うエクササイズです。
あお向けでまっすぐに寝たら、片ひざを立てます。
立てたひざを体の内側へ倒し、足は横へ踏み出すイメージ。
曲げている脚側の腕を頭の方向へ真上に伸ばしたら、指先とひざを使って体を上下に引っ張り合いながら、腰が反らないように気をつけてお腹を伸ばしましょう。目安として、8秒ほど行って。
8秒経ったら、ひとつずつ動きを巻き戻って行い、最初のあお向けの姿勢になったら反対側も同様に行いましょう(得居さん)
快腸エクササイズ ステップ<3>
最後に立った姿勢で行うエクササイズです。
両脚を腰幅よりも広めに開いて立ちます。両手は腰のうしろにそえて、たっぷりと呼吸をしながら腰をさすります。次に、お腹もおへそを中心にさすりましょう。
両手でわき腹をゆっくりもんでいきます。ろっ骨の下から骨盤までを移動しながらすると◎。
最後に、両手を腰にそえたら、腰から頭までをしならせるように、左右にゆらゆら揺れましょう(得居さん)
快腸エクササイズは、3ステップをすべてを行うのもよし。ひとつのエクササイズを時間をかけてたっぷり行うのもよし! 腸が不調のときだけでなく、調子がいいときにも続けることで、健康的な腸へと導きます。ぜひ続けてみてくださいね。
取材・文/高田空人衣