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女医はこれで夏バテ対策!規則正しく余裕のある生活が不調を寄せつけない秘訣
8月もそろそろ終盤に。夏の疲れ、たまっていませんか? 今回は、産婦人科医の丸田佳奈先生と松村圭子先生が実践する「夏バテ・疲労回復法」をお届けいたします!
Contents 目次
規則正しく余裕のある生活習慣で「夏バテ・疲労回復」
産婦人科医の丸田です。夏バテ・疲労回復には、健康的な生活の基礎に戻って、余裕を持った生活を送ることが大切です。
まずは睡眠。
暑い日はいつも通り生活しているだけでも体力が奪われますので、しっかりと睡眠をとることが重要。
私は、寝室以外の部屋に冷房をつけて、廊下に扇風機を置き家中の空気を循環させ、適温を保つようにしています。部屋ごとの温度差による体への負担もなくなりますし、寝ている間に冷風を直接あびることがなくなるので、熟睡できます。睡眠障害の原因になるので、特に夏は寝る前の飲酒は避けます。イベントで飲酒する際も、適量を守って、寝る3、4時間前までにするようにします。
次に水分補給。
熱中症にまではならなくても、脱水により体は夏バテや体調不良をおこします。スポーツドリンクや塩分補給は、糖質や塩分過多により生活習慣病のリスクとなるため、スポーツや重労働をする人以外にはすすめられません。
私は、自家製の経口補水液を作っています。1Lの水に1〜2gの食塩と、大さじ20〜40gの砂糖を入れるだけです。保存がきかないので毎日作りかえて持ち歩くようにしています。
屋外では日傘が必須です。
遮熱用日傘は、体に直接触れることがなく人体からの放熱を妨げないため、もっとも有効な日射対策なんです。少なくとも片面が黒の、日射の通過性が低い日傘がおすすめです。今年も新しいものを2本購入しました。
夏場の食事は赤身のお刺身を多めに。
暑いと麺類など、水分・糖質・塩分に偏りがち。たんぱく質、ビタミン(特にB)、ミネラルが不足するので、夕食で、赤身の魚のお刺身を食べる日を多めにします。赤身の魚はビタミンBの含有量が多いので効率よく摂取でき、暑くて料理をしたくないときでもお刺身なら簡単です。
運動はストレッチ多めに。
運動は大切ですが、夏の暑い間はストレッチを多めにするようにします。冷房で緊張してこり固まった筋肉をほぐしています。
*写真は本人によるもの
監修者/産婦人科医 丸田佳奈
次のページでは婦人科医、成城松村クリニック院長の松村圭子先生の夏バテ・疲労回復法です!