ダイエットには腸内環境を整えることが欠かせません。腸内環境が良くないと、ダイエットや美容に悪影響があるほか、体全体の不調にもつながっていきます。腸内環境にはやはり食べ物。効果的な食べ物を知っていきましょう。今回は、管理栄養士の新生暁子さん監修の『カラダにいいのはどっち?』(セブン&アイ出版)から、腸内環境を整える食材&メニューの選び方をお伝えしていきます。
Contents 目次
腸内環境を整える食事って? 自分に合った食材を探す
腸内環境を整えるには、善玉菌のエサになる栄養をとらないといけません。
善玉菌のエサになる食品の代表格は、ヨーグルトや漬け物などの発酵食品。オリゴ糖、乳酸菌、酵母菌など、善玉菌を育てて増やす栄養素がたっぷり含まれています。
発酵食品に加えて、老廃物をからめ取って排出するデトックス効果がある食物繊維もとりましょう。ただ、どちらもとったからといって翌日から便秘が治ったり、腸内細菌のバランスがすぐに好転はしません。継続することが、キレイな腸になるコツです。
腸内環境を整える食事のポイントは、自分にあった食品を探すこと。人によって腸内に持っている菌が違います。気になる食品は体調に変化があるまで続けて効果が出るものを探しましょう。
腸内環境を良くするのはどっち?
【食材編】
アスパラガスVSセロリ
アスパラガスには腸内デトックスになる食物繊維に加えてオリゴ糖も含まれます。この対決ではダブルで腸に効くアスパラガスの勝利!
しょうがVSにんにく
ダイエットには生姜紅茶などが欠かせませんが、腸内環境のためにはにんにくを。にんにくのオリゴ糖が腸内を整えます。
ヨーグルトVS牛乳
腸内環境には発酵食品を。ヨーグルトなら、カルシウムやタンパク質などを牛乳の要素に加え乳酸菌もプラスして摂取できます。
【メニュー編】
サンマの蒲焼VS鶏の照り焼き
肉の脂のとりすぎは腸内にダメージを与えます。同じ脂なら、さんまなどの青魚に含まれる良質の脂質であるDHAやEPAを意識してとって。
納豆ごはんVS卵かけごはん
オリゴ糖や食物繊維を含むうえ、安価な納豆は腸内環境を整える食習慣のための優等生。毎日一パックは食べたいところです。
腸内環境を整えるには食物繊維と思いがちですが、それに加えて発酵食品やオリゴ糖を摂取することが大切ですね。この3つの栄養素を覚えておくと、ストレスや食事の偏りで腸内環境が乱れやすいときに役に立ちます。
参考書籍
新生暁子監修『カラダにいいのはどっち?』セブン&アイ出版
文/庄司真紀