日の暖かさを感じられる日もあれば、冬の足音が聞こえてきそうな日もあり、気温や気候の振り幅が大きかったこの1か月。なんとなく体の不調や気分の落ち込みを感じている人はいませんか? この時季に疲れや倦怠感を感じている人におすすめの、マインドフルネスのプロが教える3つの「セルフ慰労」テクをご紹介します。
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半数以上の女性が、夏から秋にかけて不調を実感!
脳と腸のしくみ「脳腸相関」をさまざまな角度から解明し、ヘルシー偏差値をアップさせる情報を発信している「脳腸相関 LABO.」が、全国の 30~40 代女性 500 名に対し、理想の体型に関する調査を実施。すると、対象の女性たちのじつに2人に1人以上が夏から秋にかけて「体の不調を感じ、落ち込む」と回答しました。
マインドフルネスのプロである、東京マインドフルネスセンター・センター長の長谷川洋介さんによると、この時季は暑さから寒さへの気温の変化や、日の出と日の入りの時間の変化が起こることも心身の不調の原因になり得るとのこと。
疲れを感じた女性たちは「セルフ慰労」を求めている!?
また、今回の調査では疲労を感じたときの対策として、70%の女性たちが「自分にごほうびを買いたい」と回答。「ちょっとしたごほうびで日々のモチベーションが上がる」と答えた女性にいたっては、約90%にのぼる結果に。自分にあてるごほうびの金額については、1,000 円未満が約50%、3,000円未満を含めると約80%に及ぶことから、女性たちの多くがあまり費用をかけず、簡単にできる「セルフ慰労」を求めていることが明らかになりました。
マインドフルネスのプロが教える3つの「セルフ慰労」
女性たちの心身の状態や、手軽にできる「セルフ慰労」のニーズが高いことを受け、長谷川さんが「セルフ慰労」におすすめの3つの方法&アイテムを教えてくれました。
その1:【「の」の字マッサージ】
寝る前にお腹に手を当てて、手の温かさを感じながら「の」の字にやさしくマッサージをします。体の声を聞きながら、手の感覚とお腹の感覚を意識して行うのがポイントです。
その2:【腹巻き】
自分に合った腹巻きをすることで、お腹を温かく保ちます。日常生活の中で、お腹が温かく保たれていることを時折感じてみましょう。
その3:【紅茶】
スマホやパソコンなどからいったん離れるデジタルオフをして、お茶を味わいます。ポイントは、ゆっくりとリラックスする時間をとること。最近は脳腸相関に着目した紅茶も発売されているそうなので、そういった観点でお茶を選ぶのもおすすめです。
長谷川さんおすすめの「セルフ慰労」は、とても手軽ですぐに実践できるものばかり。けれど、あなどることなかれ。免疫の要である腸を温めて、SNSや過剰な情報から離れて脳を休め、芯からリラックスすることは、想像するよりずっとあなたを癒し、パワーを与えてくれるはずです。
文/野田美香