ビジネス、婚活、面接、あらゆるシーンで訪れる「ここぞ!」という勝負のタイミングで皆さんは常にベストコンディションの状態でいられていますか? 睡眠不足だと第一印象 で相手にマイナスな印象を与えてしまう場合があります。好感のもてる第一印象を残すにはいつも準備しておくことが大切です。
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睡眠の時間は魅力度に直結する!
2010年の英国医学雑誌に、18~31歳までの健康な23人を対象として行った睡眠不足と第一印象に関する論文が掲載されていました。
それぞれ1人2枚の写真が撮影されています。1枚は「8時間以上の睡眠をとり、翌日の14~15時に撮影」、もう1枚は「5時間睡眠+翌日は徹夜をして、その翌日の14~15時に撮影」。その後、その2枚の写真を65人の評価者にランダムな順番で6秒ずつ見せ、評価の項目の「健康度」「疲労度」「魅力」などをそれぞれ数値で評価してもらうという実験です。
その結果、睡眠不足の写真のほうは、健康度と魅力度の得点が低く、疲労度の得点が高くなりました。つまり、たった1~2日間睡眠不足になっただけで、「不健康そうな人」「魅力的ではない人」「疲れている人」という印象を相手に与えてしまうということ。忙しさからつい睡眠時間を削ってしまう人も多いと思いますが、勝負に勝つ第一印象をつくるためには、適切な睡眠の時間確保がマストです。
朝起きた時の顔で眠りの答え合わせをする!
スウェーデンにて行われた研究よると、睡眠不足の女性の場合、まぶたが垂れ下がり、目は充血して腫れぼったく、目立つクマもできると報告しています。さらに、肌の血色も悪く、シワや小じわが目立つうえに、口元も垂れ下がることが指摘されているのです。
こんな状態では、どんなに自分が「元気で健康です!」「集中してがんばります!」と言ったところで説得性に欠けてしまいますよね。「この人、顔色悪いし疲れ気味に見えるけど大丈夫かな?」「なんだか一緒に仕事するのが不安だな」と、相手に心配材料となるマイナスな印象を与えかねません。
起床後は鏡に自分の顔をうつし、昨日の眠りの答え合わせを行ってください。目の下に青クマがある、目が充血している、顔色が悪いなど、シャキッとした顔で朝をむかえられていなければ、それは睡眠に何かしらの問題があるというサインでしょう。
「この一瞬が勝負を決める」、そんなときが仕事でもプライベートでもありますが、その瞬間はいつ訪れるかわかりません。絶好のチャンスを逃さないためにも、勝負の日がいつ訪れてもよいように、普段から適切な睡眠をとり、好感のもてる第一印象を相手に残せるように準備しておくことが大切ですよ。