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抜いた親知らずの隣の歯は、歯周ポケットが6mmだった! 歯医者さんでカウンセリングを受けた結果 #Omezaトーク
久しぶりに歯医者さんで行った定期健診。定期健診や歯石の除去は、今までも住んでいる地域の先々で定期的に行ってはきたのですが、改めて自分の口の中のことをしっかり説明してくれる歯医者さんに出会い、さまざまな発見がありました。いちばん驚いたのは、歯周ポケット6mmの事実! 本人も知らなかった口腔事情をお伝えします。
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神経を抜いた歯は、切り倒された木のようなもの?!
引っ越しや転職などで環境が大きく変わったとき、悩ましい問題としてのしかかってくるのが「いい病院探し」ではないでしょうか。風邪をひいたとき気軽に相談できる内科、腕のいい耳鼻科、コンタクトを処方してもらうときにちゃんと話を聞いてくれる眼科、そして痛くなくてじょうずな歯医者さん。腕のよさだけでなくてお医者さんとの相性もあるから難しいですよね。
さて、今住んでいる場所に引っ越してから約2年が経ちました。何度かの失敗を経てたどりついた地元の歯医者さんは、検診→カウンセリング→クリーニングという流れで歯のおそうじに移ります。
カウンセリングでは病院のスタッフの人が、歯周病になる仕組みや予防歯科の大切さを教えてくれて、さらに検診の結果を見ながら患者の「現存している歯の本数」「治療した歯の本数」「歯と歯ぐきの状態」などを説明してくれます。
まずは現存している歯の本数について。大人の歯の数は30本。私は親知らずを4本抜いているので、26本。これは予想通り。
虫歯を治療した歯は奥歯が8本。ほめられた数ではありませんが、こちらもひとまず予想通り。
それとは別に、神経を抜いている歯は4本。
「え? 神経を抜いている?」
そうなのです。私は遠い昔、前歯を4本、セラミック矯正をしています。
上の前歯2本をはさむ左右2本の歯が奥に引っ込んでいたため歯並びがボコボコしていて、そのうえ、気をつけていてもそこだけいつも茶渋などが濃く付いてしまうのが気になって…。
当時通っていた歯医者さんに相談したところ、前歯を4本まとめてセラミック矯正することをすすめられたのでした。
セラミック矯正は、神経を抜く場合と抜かなくて済む場合があるようです。もちろん、施術してくれた先生はきちんと神経を抜くことを説明してくれていたはず。施術後、不具合もなく、結果には満足しています。
でも、今回説明してくれたスタッフさんから、地面に根を張る大木の写真と、積み上げられた木材の写真を見せられ「神経を抜いた歯は、木にたとえると、こちらの木材のような状態なんですね。だから、神経のある歯に比べて弱いんですよ」と言われたとき、「神経を抜いた歯は切り倒された木のようなものなのか。このような形で説明されていたら、私も考えを改めたのではないか」と考え込まざるを得ませんでした。
右の奥歯に6mmの歯周ポケットが…
そしていよいよ歯周ポケットの話へ。歯周ポケットというのは、歯と歯ぐきのスキマのこと。何mmのポケットまでを生理的なものとみなすかは病院によるようです。
私が通っている歯医者さんでは3mmまでを生理的なものとみなしていました。私は4mm以上の歯が14%。そのうち、6mmというおそるべき数値が1か所…。
この大きなポケットは、右のいちばん奥の歯にできているのですが、かつてその隣に生えていた親知らずはかなり曲がって生えていました。ひと筋縄では抜くことができず、ひとつの歯を4つに切り分けてひとつずつとり除く、といった抜歯の仕方を説明された記憶があります。
そのことを伝えると、「やっぱり。そういった形で歯を抜いた場合、抜いた跡に接した歯が磨きにくくなって、ばい菌が入り、歯周病になりやすいんです」と言われました。
歯ブラシが届くのは歯周ポケット4mmまで
カウンセリングのあと、さっそく歯石除去に移ったのですが、ここでもやはり奥歯の歯周ポケット6mmが話題に。
すべてのクリーニングを終え、歯科衛生士さんが私に手鏡を渡し、メモリのついた細い針で奥歯の歯周ポケットに針を差し込むと…
「いや~、入るもんですね~」
いやいやいや、関心している場合じゃないから!
歯科衛生士さん曰く、歯ブラシが歯と歯ぐきの間に入るのはせいぜい4mmくらいまでだそうです。歯周ポケットが深いと、歯ブラシが届かないので、歯科で汚れをとるしかありません。「汚れをとっても2~3か月でまた細菌が繁殖してしまうので、4か月は空けずにクリーニングに来てください」とのこと。
歯間の狭い私の歯に合った歯間ブラシやデンタルフロスの使い方を教えてもらい、クリーニング終了。今からでも遅くない。しっかりケアしなきゃ!
4か月先をしっかり予約して歯医者さんをあとにした私でした。(編集まりりん)
Omeza トークとは…
FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。