日本でも最近では続々と商品ラインナップが増えている「オーラルケアグッズ」。自宅でこまめにケアする人や、定期的に歯医者さんに通っているという人もいるでしょう。そんなオーラルケアに日本よりも早くから熱心に取り組んでいるのがアメリカ。一般的なスーパーでもいろんなケアグッズが購入できます。今回は、アメリカ・シカゴより、最新のオーラルケアグッズをご紹介します。
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アメリカのスーパーにあるデンタルケアコーナー
アメリカでは歯を大切にする、ケアすると言う方が多く、小さいお子さんは歯にブレスをしていたり、歯医者さんのチェックアップを半年に一回ずつ受けたり、歯を白くする人が当たり前のようなここアメリカはシカゴです。ローカルスーパーや、小売店、総合量販店などで必ず見つかるコーナーのひとつとして、デンタルケアコーナーがあります。歯を大切にするため、口臭を防ぐためなど、さまざまなブランドからいろいろな商品が出ているのでアメリカに来たらこのコーナーにまっしぐら!なんて方も少なくないのでは?子供用から大人用と多くの商品を見つけることができそうです。
まず目につくのは、シュガーフリーやフラロイド配合のガム、携帯用に便利でミントなどの味がついたフロス、毛の硬さが選べる木の歯ブラシなど、日本ではちょっと見ないようなどこかスタイリッシュなグッズがそろっているので、お土産に買う人も多いようです。
気軽に買えるデンタルケアのスグれモノ
毎日持つカバンの中に入れても邪魔にならず、軽量なサイズのデンタルケアグッズが豊富にそろっているアメリカのスーパー。そこで見つけたものをご紹介します。どれも清潔感のあるすっきりした色使いやパッケージデザインが多いのは気のせい?お口を清潔にさわやかにする商品なのでそんな印象を持たせる戦略のひとつなんでしょうか?と疑う筆者です(笑)。
まずは、白く小さい箱に入ったとっても薄い紙には、エンボスみたいに波線が浮き出ています。この紙を真ん中で破ってゆっくり引っ張ると、フロスがビョーン!と出てきて面白い仕掛けです。長さは引っ張り出すことで短くも長くも調節が可能ですが、いったん紙から出てしまうと戻すことはできず、一回の使い切りサイズです。
次に、しっかりとしたプラスティックの透明ケースに入った100本の爪ようじは家具などにも使われ、密度が高く水にも強いバーチウッド。折れにくく、ティーツリーから採取されるオイルにミントが配合され、使った途端にシナモンのような辛さのある強いさわやかさが口の中に広がり、目も覚めるような爽快感です。
最後は、キシリトール入りのノンシュガーガム。こちらは薄さと軽量が持ち運びに便利で噛んだ瞬間、甘酸っぱい青りんごの味がジュワ~と広がりますが、結構早くに甘さや味が引いて行くのですばやくお口の中をスッキリさせたいときにはおすすめです。ビーガン対応でグルテンフリー、シュガーフリーのガムのため、健康志向の人たちに人気です
アメリカで敬遠される黒色の商品がまさかのデンタルケアに!?
その国々によって好まれる色、好まれない色などありますが、アメリカでキッチンや食品に使われる黒色はちょっと人気が無いようです。特に口に入れるものならなおさら。例えば、日本では体にいいと好まれているワカメ、ヒジキ、黒豆、黒ゴマなどですが、こちらではお弁当に入れたときに「オーマイガッド!何その黒い虫は?イウ~」なんて叫ばれたこともアルアルです(笑)。
そんな黒ですが、日本では以前から脱臭や、浄水などほかにもさまざまな用途として炭が使われた商品が続々登場し、今では当たり前になっていますが、ここ数年でアメリカでも炭商品が店頭にみられるようになっています。デンタルケア商品にも黒い炭が入っている黒い歯磨き粉や、マウスウォッシュなども人気が出てきており、今後も黒い商品でどんな新製品が発売されるのか注目です。
取材・文/脇方真由美