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1回作れば1週間使える! 疲労、便秘、免疫力アップに役立つ万能調味料「やさい麹」
健康や美容によいとされる「麹」。自宅で過ごす時間を利用して、麹パワーをとり入れたセルフケアを始めてみませんか? そこで、今回は予防内科医の関 由佳先生考案の食べるくすり「やさい麹」について、著書の『腸と胃を整える食べるくすり やさい麹』(アスコム)からまとめてご紹介! おいしく、簡単に作れて、日本人の体質に最も合っているというやさい麹で、お疲れ、ストレスモードの体をいたわりましょう。
Contents 目次
パワフルな野菜×麹の「やさい麹」
疲れていたりすると、なんとなく調子が悪い、どうも胃腸の具合がよくない、頭痛やめまいがあるなど、心当たりはありませんか? その理由は、消化力の低下にあるかもしれません。
現代人は消化力が弱り、“隠れ栄養失調”に陥りやすいと予防内科医の関 由佳先生は話します。「早食い、ながら食い、加工食品、偏食、ストレスなどが要因で現代人の消化力は低下しています。 消化力が落ちると、正しく栄養素が吸収できず栄養不足になり、エネルギー不足になります。疲労や免疫力の低下にもかかわり、体のさまざまな機能が低下していきます。多くの人が抱える不定愁訴もそれが原因といえるでしょう」
関先生の栄養療法は腸内環境を整えることから。自身も10代のころから病気で薬を飲み続けてきて、たどり着いた答えが食べ物で病気を予防するという考え方でした。
そして、“食べるくすり”として考案したのが、「やさい麹」です。
「薬に頼らず、健康を保つために、何を食べるのか。日本を飛び出し、ニューヨークで再認識したのが、みその魅力。そして麹のパワーです。私自身、みそや麹など発酵食品を摂取することで、薬に頼らない体を手に入れました。腸内環境を整えるだけではなく、発酵により食べ物を体に吸収しやすい形に変化させます。それは食べ物の種類が今の時代ほど豊かではなかった時代に、人間にとって必要な栄養素を効率よく補給するための先人たちの知恵の結晶といえるでしょう」
健康効果の高い野菜と麹を組み合わせたやさい麹は、日本人の味覚に合ったおいしさと作りやすさに加え、調味料としてふだんの料理でも使いやすいのが特徴。栄養の消化吸収力をアップさせるほか、善玉菌を増やし、腸内環境を改善。滋養強壮、疲労回復などの効果も挙げられます。
やさい麹はそのまま食べるのではなく、たれやドレッシング、さまざまな調味料の替わりに最適。素材にコクやうま味をプラスしてくれます。
次は免疫力アップ、花粉症の症状緩和などに役立つ「しいたけ麹」の作り方をご紹介!