FYTTE

Healthcare
CATEGORY : ヘルスケア |不調

1回作れば1週間使える! 疲労、便秘、免疫力アップに役立つ万能調味料「やさい麹」

Share

Contents 目次

腸内環境を整え、免疫力を高める「しいたけ麹」

生のしいたけと乾燥しいたけ

しいたけの代表的な栄養素は、ビタミンD、レンチナン(β-グルカンの一種)、食物繊維です。
「しいたけには、ほかの野菜には含まれていないビタミンDが豊富。しいたけを日光に当てて乾燥させると、紫外線を浴びることでエルゴステロールという成分が、ビタミンDに変わり、その量は増加。干ししいたけは、生しいたけの約10倍も多くなります」と関先生。

ビタミンDはカルシウムの代謝を促し、吸収率を高めて歯や骨を丈夫にしたり、腸内環境や腸管免疫機能を調節する効果もあります。腸の調子が整うと、ウイルスや細菌に対して必要な免疫機能が働くため、花粉症などのアレルギー症状の緩和が期待でき、自律神経も整います。
またβ-グルカンの一種レンチナンは、リンパ球やナチュラルキラー細胞(NK細胞) などの活性力を高める働きをする栄養素です。加えて、干ししいたけのうま味成分である、グアニル酸と米麹のアミノ酸が溶け合うと、極上のうま味に。米麹と合わせることにより腸内環境も整って善玉菌が増え、酵素パワーでビタミンDの吸収も高まります。

しいたけ麹の作り方

しいたけ麹

【材料】(乾燥米麹50g分)
干ししいたけ 5g
乾燥米麹 50g
塩 10g
水200ml
水 30〜45ml(大さじ2〜3)

【作り方】
(1)干ししいたけをビニール袋に入れ、めん棒などでたたいて細かく砕く。
(2)ボウルに米麹、塩、 (1)を入れてよく混ぜ合わせる。
(3)(2)に水200mlを加えてよく混ぜ合わせ、ラップをして発酵させる。室温でひと晩おいて、とろみがでたら完成。

【発酵&保存法】
●20〜25℃程度の室温にひと晩(8〜10 時間くらい)おいて、発酵させる。
●清潔な保存容器に移し、麹が浸る程度の水(大さじ2〜3)を加え、ふたをして密閉する。
●1日に1回混ぜ合わせ、冷蔵保存する。
※日を追うごとに甘みととろみが増す。冷蔵庫で1週間ほどは保存可能。

最後は疲労回復に最適な「にんにく麹」です。作り方と一緒ににんにく麹を使った料理をご紹介します!

 

2/3ページ

関連記事

  1. Diet揚げ物やピクルスに!  混ぜるだけの作り置き調味料「麹甘酢」#これひとつでカンタン発酵ごはん

    揚げ物やピクルスに! 混ぜるだけの作り置き調味料「麹甘酢」#これひとつでカンタン発酵ごはん

    74
  2. Diet作り置きおかずより気楽な“下ごしらえストック”で腸を整える「藤井定食」の考え方【料理研究家 藤井恵さんの美と元気の秘訣・第2回】

    作り置きおかずより気楽な“下ごしらえストック”で腸を整える「藤井定食」の考え方【料理研究家 藤井恵さんの美と元気の秘訣・第2回】

    0
  3. Healthcareトレンドが再燃するかも? 「コンブチャ」が血糖値を下げる可能性が海外研究で浮上

    トレンドが再燃するかも? 「コンブチャ」が血糖値を下げる可能性が海外研究で浮上

    0
  4. Healthcare発酵食で腸内はどう変わる? 海外研究からわかった、ヨーグルトやキムチの本当の腸活力とは

    発酵食で腸内はどう変わる? 海外研究からわかった、ヨーグルトやキムチの本当の腸活力とは

    25

おすすめの記事PICK UP