前回の記事『ボディメイク講師が実践!ウイルスや花粉症に負けない生活習慣7つ』に引き続きボディメイク講師の城山珂奈見さんに、花粉症対策について伺います。今日は「ウイルスや花粉症に負けない食事」についてです。
Contents 目次
花粉症に負けない食事のコツ
こんにちは! バレリーナのような体をつくるボディメイク講師の城山珂奈見(かなみ)です。前回に引き続き、今回も花粉症対策についてお伝えしていきます。前回は花粉症の症状を和らげるための生活習慣編でしたが、今回は食事編です。ぜひ読んでいただき、これを機会に、食生活を見直すきっかけにしてもらえたらうれしいです。
花粉症対策で言われていることのひとつに、「腸内環境を整える」があります。腸内細菌のひとつ善玉菌は、免疫力を高めたり、粘膜機能を向上させたり、アレルギー反応を起こす原因となる物質の生成を抑える働きをしてくれる、と言われています。そのため、いわゆる善玉菌を増やすための食事は、花粉症にも効果がある、と言われているのです。
早速、私が心がけている食生活についてご紹介していきます。
(1)発酵食品
腸内環境を整える発酵食品、納豆、無糖ヨーグルト、みそ汁、甘酒などを積極的にとるようにしています。
(2)食物繊維
食物繊維が多く含まれる野菜、ごぼう、白菜、キャベツ、いも類、豆類、それからバナナなどもいいですね。私の場合は、便秘も解消されるので、一石二鳥です。
(3)オリゴ糖
きな粉、はちみつなどに含まれるオリゴ糖は、善玉菌のエサになってくれます。私は先ほどのヨーグルトにバナナとはちみつをプラスして朝食に食べることもあります。
(4)緑黄色野菜
にんじん、かぼちゃ、パプリカ、ブロッコリーなどの色鮮やかな緑黄色野菜。これらに含まれるビタミンA、Cは抵抗力を高めると言われており、βカロテンは粘膜を強化してくれる働きがあります。そして、これらのビタミン類を一緒にとることで、より相乗効果が得られるとも言われています。
(5)緑茶・甜茶(てんちゃ)
この2つのお茶には、ヒスタミン(粘膜の炎症によりかゆみや鼻水などのアレルギー誘発物質)と言われる物質を分解したり、抑える成分が含まれています。食後の一杯を、緑茶や甜茶にしてみてもいいですね。
(6)青魚
イワシ、サバ、サンマなどの青魚に含まれるDHAやEPAと言われる成分も、ヒスタミンの働きを抑えてくれます。たまには青魚のグリルをいただくのもいいですよね。
(7)エゴマ油・アマニ油
αリノレン酸と言われる成分が、アレルギー症状を抑える働きをしてくれます。ただし、αリノレン酸は熱に弱いので、加熱をしない状態が好ましいです。1日ティースプーン1杯くらいが摂取目安です。活用法はドレッシングに混ぜたり、無糖ヨーグルトに入れてとるといいですね。(6)で紹介した青魚のグリルにエゴマ油をかけて食べるのも花粉症対策としておすすめです。
すべてをとり入れようとするのは大変。そもそもストレスになってしまうこともありますので、この中からふだんの生活にとり入れられそうなものから、意識してみてはいかがでしょうか。
前回の記事でも書きましたが、花粉症の症状に打ち勝つには、次の3つが大切です。
1.健康的な食生活
2.十分な休息と睡眠
3.適度な運動
ぜひ、ふだんの食事や生活を見直してみてくださいね。